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第24回:ドライバーショットのミート率アップ

ゴルフ好きのタレント・雪平莉左さんが、アマチュアゴルファーを代表してレッスンを受ける連載。今回はラウンド前半のラスト、8、9番ホールの模様です。疲れが出てくるなか、ミスショットが出やすいあがりホールで、打つ際のひと工夫を学びました。


雪平莉左さんがドライバーでまたまたナイスショット。構える際にもらったアドバイスは?

【動画】↓↓↓

【グリーン周りからのアプローチ&パッティング】

関浩太郎(以下関コーチ)4打目です(8番ホール、パー4。グリーン側からのアプローチです)。傾斜が結構難しいですね。これも前のホールと同じで、グリーン上は下りながら右に曲がって、最後は左に曲がるスネークラインですね

雪平莉左(以下雪平)なるほど。

関コーチ ちょっとツマ先下がりなので、なるべく体の前傾斜を深くせずに、ヒザを落として構えて調整してください。

雪平 はい。では行きます。(打ちました。ピンの右奥まで転がり、2mくらいのところで止まりました)止まって! おおっ。

関コーチ ばっちりです。最高ですよ。

雪平 寄りましたね。

(5打目のパッティングです)

関コーチ ちょっと下ってます。カップ2つ分ぐらいスライスすると思います。これがボギーパットですね。

雪平 はい。行きます。(打ちました。)来い! 来い! あ〜。(カップのわずかに手前で止まりました)

関コーチ 惜しいですね。オンラインでしたけど。

雪平 はい。(6打目を打ってカップに入れました)

関コーチ ダブルボギーですね。でもいいと思います。

【スタンス幅を狭くして打つ】

関コーチ 9番ホール(パー5)にやってきました。

雪平 9番ホールは、気が緩んでなのか、(ラウンド前半の)最後でスコアを縮めにいこうとしてなのかわからないんですけど、私は結構叩いてしまうことが多いんです。

関コーチ あがりホールを大打ちしてしまうのって、あるあるなんですよ。やはり疲れもありますし。そこで超簡単にあがりホールを切り抜ける方法をお教えしたいと思います。

雪平 お願いします。

関コーチ スタンスの幅なんですけど、これを1足分狭くするだけです。もう、これだけでミート率がぐんと上がります。

雪平 本当ですか?

関コーチ スタンスの幅が広いと、体重移動が多くなります。体重移動が多くなると飛距離が伸びるっていうメリットがあるんですが、ミート率は下がるデメリットもあります。

 ちょっと疲れてきた時にスタンスが広いと、体は逆に回転しにくくなって手打ちになっちゃったりとか、ミート率が悪くなったりするんです。そこでスタンスをちょっと狭くして。そうすると疲れてる時でもしっかり体は回りやすくなるし、体重移動も少なくなることで体の軸が安定して、ミート率もぐんと上がるんです。

雪平 なるほど。

関コーチ 飛距離もそう変わりませんので。

雪平 わかりました。では、ちょっとスタンスを狭く・・・。じゃあ、打ちます!

(鋭いドライバーショットが真っすぐ飛んでいきました)

関コーチ 最高です。真っ芯に当たりましたね。

雪平 いいですね。いい感じです!

関コーチ 芯に当たるでしょう?

雪平 はい。しかも、そんなにいつもと変わった感じもないんですが、スタンスを狭めたおかげかちょっと体が回りやすいような感じもしました。

関コーチ そうなんですよ。なので、あがりの3ホールでちょっと疲れた時とか、あと朝イチでちょっと緊張している時など、体の回転がしづらくて手打ちになっちゃいそうだなという場面はおススメです。

雪平 これは活用したいと思います。

【体を回転しやすくする】

(2打目地点。フェアウェイウッドでのショットです)

雪平 2打目打ちます。(真っすぐ飛んでいきました)

関コーチ うん! ちょっとラフですけど、当たりは良かったですね!

雪平 飛びましたね。

関コーチ うん。いい感じです。

(3打目地点です)

関コーチ 3打目ですね。残りは130〜140ヤードくらいなんですが、グリーンの手前にクリークが流れています。

雪平 何か溝みたいのが見えます。

関コーチ そうですね。川が流れていますので、100ヤード以上打ってしまうと、あのクリークに入ってしまいます。90ヤードぐらいで、一旦刻まないといけませんね。

雪平 では、8番アイアンで。

関コーチ はい。やっぱりラフですから、横から払うようにするとクラブヘッドが芝に負けてしまいますので、しっかりダウンブローに打っていただくこと。あとはボディターンでしっかり振り抜くこと。手打ちだとこの芝生に負けてしまいます。

雪平 はい、わかりました。(打ちます)大丈夫かな?

関コーチ いや、もう最高です。ぎりぎり川の手前まで行きましたね。すごくいいショットでした。

 私が、しっかりダウンブローで芝生に負けないように打ち込んでくださいとアドバイスしたので、打ったあとの芝生はどうしても削れてしまいます。正しい打ち方をした証拠なんですが、このままですと芝生が生えてくれないので、目土です。

雪平 はい。ここに入れるんですね。

関コーチ そうです。山盛りで入れておいてください。それで踏み固める。こうすることで芝もここから根を生やしやすくなります。これもマナーの一つです。

雪平 はい。覚えておきます。

雪平莉左 
ゆきひら・りさ/1994年6月17日生まれ。愛知県出身。趣味:競馬、ゴルフ、映画鑑賞。特技:ダイビング、乗馬、いちごの大食い。
1st写真集『とろける。』が好評発売中。
Twitter:@risa_yukihira
Instagram:risa_yukihira

関浩太郎 
せき・こうたろう/1974年生まれ。カリフォルニアで最新スウィング、クラブ、トレーニング、メンタル理論を学びミニツアーを転戦。帰国後はクラブ職人に弟子入りしフィッティング理論、クラフト技術を習得。これまでのレッスン生は10.000人以上、リシャフト本数10.000本以上、クラブ&シャフト試打年間400本以上。SEKI GOLF CLUB目黒主宰。年間のベストスコアの達成者数は15年連続で100人以上。