現1歳が産駒の最終世代となるドゥラメンテ(撮影:下野雄規)

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 7月10日(月)、11日(火)に北海道苫小牧のノーザンホースパークにて行われるセレクトセール。主催者が厳選した良質なサラブレッドが上場されることで知られ、今年も2日間で450頭以上のバラエティに富んだ幼駒が上場を予定している。

 中でも注目を集めるのはドゥラメンテの産駒だろう。21年に9歳で急逝し現1歳が最終世代。父がこの世を去った後、タイトルホルダー、スターズオンアース、リバティアイランドとGIウイナーが続々誕生しており、つくづく急逝が悔やまれる。今年上場を予定しているドゥラメンテ産駒たちを、簡単ではあるがご紹介したい。

■上場番号3:コンドコマンドの2022(牝)

 母は米G1覇者。きょうだいには重賞で活躍したアルジャンナやコマンドラインがいる。

■上場番号18:シャルマントの2022(牝)

 伯母は秋華賞馬ディアドラ。ロジユニヴァース、ソングラインと同じソニンク牝系に属する。

■上場番号27:アイヴィベルの2022(牝)

 母は米国産馬。ダ7Fの米G2インサイドインフォメーションSの覇者で、G1でも2着2回の実績を持つ。

■上場番号31:セータコローナの2022(牡)

 祖母のシーエスシルクは11年の米G1ジャストアゲームSを8番人気で逃げ切り勝ち。通算7勝挙げた名牝。

■上場番号35:ウィープノーモアの2022(牡)

 母は米G1アシュランドSの覇者。3代母のフルートは米G1ケンタッキーオークスと米G1アラバマSを制した。

■上場番号58:リリサイドの2022(牡)

 半姉には19年に春と秋のグランプリおよび豪G1コックスプレートを制したリスグラシューがいる。

■上場番号67:トゥアーニーの2022(牡)

 母は仏産馬。15年の仏G3カブール賞を制したほか、同年の仏G1モルニ賞で3着に入った。

■上場番号94:ドナブリーニの2022(牝)

 半姉にG1・7勝の名牝ジェンティルドンナ、重賞2勝馬ドナウブルーなどがいる超良血馬。

■上場番号99:デックドアウトの2022(牡)

 母は16年の米G1アメリカンオークスを制覇。昨年、全兄の2021年産駒は1億4300万円で落札された。

■上場番号105:クイーンビーIIの2022

 母は14年の仏G3カルヴァドス賞を勝利。2つ上の全兄は20年の当セール当歳にて1億5950万円で落札された。

■上場番号138:スカイフの2022(牡)

 仏国産馬の母は現役時代に栗東・高野友和厩舎に所属。近親には豪G1馬Pornichet、仏G1馬Porlezzaなど。

■上場番号153:ファイナルスコアの2022(牡)

 近親にサトノグランツやワーケア。母は伊G1馬で、近親には伊オークス馬や愛オークス馬などが揃う。

■上場番号168:パシャドーラの2022(牡)

 伯父は10年の青葉賞を制したペルーサ。いとこに22年の京都新聞杯を勝ったアスクワイルドモアがいる。

■上場番号181:ソワーの2022(牡)

 母は米6F~7Fのダートで4勝。取り上げたドゥラメンテ産駒の中で最後に登場する予定だ。