ごちゃつくキッチンの「即捨てリスト」。まずは冷蔵庫から始めるべき理由
ものを捨てようと思っても、「なにから捨てていいのかわからない…」「いつか使うかも…」と、悩んでしまう人も多いのでは? そんな人もマネするだけで捨てられるキッチンの即捨てリストを、今まで千人以上の片づけをサポートしてきたおうち片づけ専門家の香村薫さんに教えてもらいました。リストに当てはまるものを見つけたら、どんどん手放しましょう!
「冷蔵庫・パントリー」の即捨てリスト
「キッチンの中でも食品は、賞味期限があるので判断しやすく、ここから始めると皆さんスムーズに捨てられます」。とくに夏は、イヤなにおいや虫の発生、食中毒の予防にも。
●期限ぎれ
・賞味期限ぎれの食材
・賞味期限ぎれのストック食品(缶づめ、乾物)
・2〜3日以上前の食べ残し、飲み残し(ラップをしたおかず、飲みかけのペットボトル)
・表面にカビがある、芽が出ている野菜
・変色したスパイス
・開封して1か月以上たった粉もの(ミックス粉、小麦粉、パン粉、片栗粉)
<捨てコツ>
冷蔵庫の中身は一度全部出して確認を。「自分が不在のときに家族がどれを食べても問題ない、と自信をもって言えるくらいの中身を目指して」
●使う予定がない
・1年以上使っていない食品、調味料
・開封して3か月〜1年以上たった調味料
・使う予定のない付属の小袋タレ
・期限がわからない食品(お土産でもらったお菓子、市場で買った乾物など)
・1か月以上放置してある冷凍食品
・お弁当の数以上にある保冷剤
<捨てコツ>
乾物や調味料も、開封後使っていないなら処分。「私の感覚では、冷蔵庫は3日、パントリーは4日分あればじつは十分。買い方を見直してみても」
「調理器具・食品類」の即捨てリスト
食品の次は、調理器具や食器などをチェック。「迷うものは1週間、目につきやすい場所に置いてみて。使うなら取っておく、使わないなら処分するなど、ルールを決めましょう」
●ゴミに近い・壊れている
・ガタがきているキッチンツール(お玉、フライ返し、菜箸)
・テフロン加工がはがれたフライパン
・焦げた鍋
・フタがない、変形している保存容器
・かけた食器(器、マグカップ)
・ぼろぼろのスポンジ、ふきん
<捨てコツ>
捨て方がわからないものは自治体のルールを確認。「ゴミの収集の前日に30分集中して確認するなど、時間を決めて取り組むとスムーズです」
●1年以上使っていない
・調理家電
・製菓用品
・〇〇専用調理グッズ
・使いづらい食器
・収納するとかさばる食器
・景品のグラス
・来客用の食器
・お弁当グッズ
●数が多すぎる
・キッチンツール(シャモジ、菜箸、缶切り)
・ザル、ボウル
・鍋のフタ
・消耗品(割り箸、プラスチックカトラリー、レジ袋)
・買い物用エコバッグ
<捨てコツ>
数の多いものは、いつも手に取るものだけ残し、使わないものは処分しても問題なし! 「消耗品は“今日から使う”を意識しましょう」
ほかにも、7月2日発売のESSE8月号では、リビングやクローゼット、玄関、洗面所など場所別の即捨てリストを公開! そのほか、捨てることが苦手な人も必見の捨てなくても部屋が片づく方法や、捨てる気持ちの背中を押してくれるアン ミカさんの「捨て格言」も紹介しています。この夏は家じゅうを片づけてすっきりしましょう!