家の中もべたつきがちな梅雨や夏の時季は、ふき掃除がおすすめ。ここでは、時短でできるふき掃除のコツを、お掃除ライターのよしママさんに教えてもらいました。

雑巾ぬらしすぎないで!「半乾きタオル」で時短掃除のススメ

水ぶき雑巾を使おうと思ったときに、水が十分絞り切れずに掃除箇所がべたべたになってしまうことはありませんか? 汚れが残って何度もふきなおす手間が出てしまったり、ふいたあとも、長時間べたつきが残ってしまったりすることも。

【写真】窓ガラスもあとが残りにくい!

そんなときに活躍するのが「半乾きタオル」(半乾き状態のタオル)。水ぶきと乾ぶきの使い分け不要で、1つのタオルで2役こなすので、掃除時間も短縮することができるんです。

●「半乾きタオル」がおすすめな理由

ドライとウェットの両方の性質をもった「半乾きタオル」。湿った状態で、でも、べたべた濡れていない状態のタオルのことを指しています。

ホコリを取り除いたり、そのまま床掃除に使ったり、洗剤を使ったあとにも濡れ雑巾としても使えます。ふき跡がのこりにくく乾きも早いので、湿気の多い梅雨の季節のお掃除にとくにおすすめ。また、寒い冬でも手がかじかみにくいので、1年じゅう使える技になります。

●よしママさん流「半乾きタオル」のつくり方

タオルの3分の1を水で濡らして絞り、3つ折りに折り畳んで使います。

濡れたタオルの湿気が乾いたタオルに伝わり、半乾き状態になります。

それ以外に、洗濯してしっかり脱水が終わった状態のタオルも、掃除をしやすい「半乾き状態」になります。掃除の前に、もう捨ててしまってもいいタオルをまとめて洗濯機で脱水して、準備しておくのもおすすめです。

「半乾きタオル」の使い方

便利な半乾きタオルの使い方をご紹介します。

●床

梅雨や夏場になるとべたつきやすいフローリング。洗剤を使わずに半乾きタオルでふきます。これだけでサラサラになるので不思議です。巾木にたまるホコリも取れやすいです。

●窓や鏡

ふき跡が残りにくいので、とても掃除しやすいです。内側のガラスをふいてから外側をふくという順がおすすめ。

窓ガラス同様、鏡に使うのもふき跡が残りにくいのでおすすめ。洗面所の鏡には歯磨き粉や水はねがつきますが、半乾きタオルでゆっくり動かしてふくと、汚れが落ちやすくなります。

●家電

水気に弱い家電。半乾きタオルなら、水滴が入りにくいので掃除もしやすいです。冷蔵庫の扉についた軽い手垢も落とすことができます。テレビの裏などは、軽くなでるだけでホコリが落とせますよ。

●キッチン

洗剤を使った掃除のあとに、洗剤をふき取るタオルとして使っています。二度ぶき不要の洗剤も、洗剤残りが心配なときは半乾きタオルでふけば、ふき残しを減らすことができます。

●蛇口まわり

洗面ボウルの汚れや、蛇口のぬめり、くすみを落とすことができます。水洗いすると水滴が残りますが、半乾きタオルなら水滴が残らないので時短です。

捨ててしまう予定のタオルは一度洗濯し、掃除に使ってから捨てると短時間で家がきれいになります。汚れたとしても、「汚れを落としてしっかり絞る」という手間がはぶけるので掃除のハードルがうんと下がります。タオルだけでなく、古い衣類を洗濯してからお掃除に使うのも手ですね。