歳を重ねると、日々の家事でも疲れやすくなります。アラフィフの夫婦ふたりで暮らすミニマリストのブロガー・本多めぐさんが、キッチン掃除をラクにするアイデアについて教えてくれました。

キッチン掃除をラクにする4つのアイデア

毎日の料理と共に、キッチン掃除も避けては通れない家事のひとつです。コンロ周りの油汚れ、食器の洗い物、冷蔵庫の整理整頓…。これらはすべて時間とエネルギーを消耗します。

【写真】トースターの網の上にアルミホイルを敷いて汚れを予防

そこで今回はキッチン掃除をラクにし、忙しいアラフィフ世代の手間を減らすためのアイデアを紹介します。

●1:とにかくキッチンのものを減らす

「とにかくものを減らす」ことが、キッチン掃除をラクにする最大のコツです。ここで言う「ものを減らす」とは、キッチン上にある不必要なアイテムを極力少なくすることです。キッチンスペースに出ているものは、すべて油や水がはねてホコリがつくもの。なので、ものを減らすことがいちばんラクできる方法なのです。

たとえば、コーヒーメーカーやトースターなど毎日使わない電化製品は、使わない日は棚やキャビネットにしまっておきましょう。これにより、キッチン上がスッキリとして掃除しやすくなります。

調味料も、常時使うものだけをキッチン上に置いて、ほかは収納します。私は調味料は全部収納し、使うときにサッと出して戻します。

わが家は一口コンロにしてコンパクトにしたおかげで掃除しやすくなりました。コンロ周りにもなるべくものを置かないようにしています。平面ならサッとふきやすいので、ズボラさんにおすすめ!

●2:油っぽいメニューを減らす

キッチンの掃除をラクにするためのもう一つの方法は、油を使う料理を減らすことです。具体的には、揚げ物よりも煮物や蒸し物、焼き物を多くします。

たとえばポトフ、蒸したチキン、魚のホイル焼きなど、手軽でヘルシーな上に、油をほとんど使わずにすむので掃除も簡単です。夏場ならそうめんやお蕎麦、寿司やお刺身、冷しゃぶなどもいいですね。

揚げ物や中華料理などの油の多い料理は自分でつくらずに、外食やデリバリーでたまに楽しむのもひとつの方法です。

●3:汚れそうな場所は事前にガード

汚れやすい場所や掃除しにくい場所は、事前にガードすることで掃除の手間を省けます。たとえばガスコンロの受け皿にカバーを使い、油を使う際には油はね防止ガードを活用しましょう。これで、油や汚れがコンロや壁にはねるのを防げます。100円ショップでも手に入るのでお手軽です。

わが家では、トースターの網の上にアルミホイルを敷き、汚れを予防。網は掃除しにくいので、ずっと続けている習慣です。

●4:ワンプレートや丼メニューで洗い物を減らす

食事をワンプレートメニューにすると、洗い物を減らすことができます。メインのおかずとサラダ、副菜を大きめのプレートに盛りつけると、汚れるお皿は1枚。シンプルな方法ですが、それだけで洗い物が減ります。

また丼物もおすすめ。丼にご飯とおかずを乗せてしまうので、あとはおみそ汁の汁椀があるくらい。洗い物が減ると、結果シンクの汚れも減るので掃除もラクになります。

また、サンドイッチなど手で食べられるものは、皿の上に紙ナプキンを敷いて出すと、洗う皿がありません。簡単な朝食やランチはこんなスタイルでもいいのでは。

できるだけ掃除の手間を減らし、自分の時間を有効に使いたいですね。忙しい皆さんが少しでもラクになりますように。