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毎年夏になると「麦茶づくり」の頻度が増えて大変…と感じる人も多いのではないでしょうか?「思いきって麦茶づくりを手放したらラクになりました!」と話すのは、2021年の「ESSE暮らしグランプリ」でグランプリを受賞し、ライフオーガナイザーの資格ももつharuさん。詳しく教えてもらいました。 

※記事の初出は2022年7月。内容は執筆時の状況です。

30代のやめた家事。5人家族の麦茶づくりを手放したらラクに

一気に暑くなってきて、もう夏本番ですね。

暑い夏に飲みたいものといえば、麦茶。けれど、毎日せっせとつくっても、すぐになくなってしまうため、「麦茶づくり」は地味だけど負担のかかる家事の1つではないでしょうか。

「麦茶づくり」と一言でいっても、その中には麦茶の容器を洗う、麦茶が出るまで待つ、容器に移し替えるという作業があります。さらには、子どもの水筒に入れる、水筒を洗うといった作業もあり、まさに「名もなき家事」の連続。

とくに夏場は消費も早いので、「毎日ずっと麦茶をつくっている気がする!」となりませんか?

家族が持っていく水筒分+家で飲む分の麦茶を用意し続けるのはとても大変! いろいろな方法を試した結果、私が行き着いたのは、「つくるのをやめる」ということでした。

今回は、試行錯誤したわが家の麦茶づくりの歴史と、やめてみてどうだったか、さらには、お茶が飲みたいときの麦茶づくりをラクにするポイントをご紹介します。

 

●ミネラルウォーターを使って麦茶づくり

子どもが幼稚園に通うようになると、毎日水筒の準備が必要です。下の子どものミルクをつくる際に、ミネラルウォーターを常備していたこともあり、わが家ではそれを利用して水出しで麦茶をつくっていました。

水出しはラクでしたが、子どもの水筒の麦茶が余ってしまったときに捨てることもあり、「もったいないな…」とデメリットを感じていました。

 

●麦茶を煮出しから水出しに変更

ミネラルウォーターを捨てるのがもったいないので、家の浄水を使ってつくることに。それまでは、なんとなく「煮出した方がいいのでは?」と思い大きな鍋で煮出していました。

全員の水筒に入れても、さらに麦茶の容器に入れられるほど、一度にたくさんつくれたのはよかったのですが、冷めるのを待つ時間がかかることがデメリットでした。

それならば! と思いきって水出しに変更。水出しにしても味の違いはわからないし、煮出しのときよりも随分とラクにつくることができました。

ただ、やはりネックなのは「容器洗うの面倒問題」です。

容器を洗いやすいものに変更することも考えましたが、容量が少ないものが多く、5人家族のわが家ではすぐになくなってしまう。2つの容器で回すのも手間だし冷蔵庫にも入りきらない…。

そこでわが家では、思いきって麦茶づくりそのものをやめることにしました。

●麦茶をつくらない選択

麦茶づくりをやめてからは、水道に浄水器がついているので、それをそのまま飲んでいます。水筒の中身を水にしたことで、子どもから文句が出るかと思いましたが、だれもなにも言ってきませんでした。

茶渋などもつかないので、水筒を洗うのもラクですし、すぐに飲めます。はじめのうちは少し抵抗感がありましたが、慣れればなんとも思わなくなりました。

 

●水筒を活用した節約&時短術

子どもたちが学校に持って行っている水筒ですが、中身が余ることも。ミネラルウォーターをやめたので、精神的にはダメージが減りましたが、やはりもったいない!

わが家では、夕飯の際も、水筒が余っていたら水筒の水を飲んでいます。もったいないというところから始めましたが、こぼす心配も少ないですし、コップを洗う作業も減りました。

 

お茶が飲みたいときに便利なアイテム

基本的には水ですが、やはりお茶が飲みたくなることも。そんなときに便利なアイテムをご紹介します。

●お茶は粉末を使用

お茶が飲みたくなったときは、粉末のお茶を使用して、水筒に直接入れて飲むことにしています。大人は緑茶を飲むことが多いですが、麦茶の粉末バージョンもスーパーで販売されています。

●ペットボトル用の麦茶パックが便利

ママ友と麦茶づくりの話になったときに話題に出たのが、ダイソーのペットボトル用麦茶パック。こちらはペットボトルにそのまま差すだけなので、これで麦茶を出すと容器を洗う手間がなくて便利です。

ミネラルウォーターのペットボトルで水出ししている場合は、こちらを使うと便利ですし、アウトドアの際にもオススメです。

 

●麦茶づくりをやめて水にしても問題なし

夏の麦茶づくりをラクにするため、試行錯誤していった結果、わが家はつくるのをやめることにしました。

水出しや、容器を変えるなどさまざまな選択肢があると思いますが、「麦茶は常備」という思い込みを捨てて、「つくらない」選択肢もあることが、どなたかの参考になれば嬉しいです。

もうすぐやってくる子どもたちの「夏休み」。毎日が戦場ですが、少しでも手間を減らして皆さん乗りきりましょう!