前走の皆生特別が圧巻の勝ちっぷりだったベルクレスタ(ユーザー提供:やし○さん)

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 中京11Rの白川郷ステークス(3歳上・3勝クラス・芝1600m)はベルクレスタ(牝4、栗東・須貝尚介厩舎)を信頼する。

 昨春には桜花賞とオークスにも出走した素質馬。その後は2勝クラスでワンパンチ足りないレースが続いていたが、前走の皆生特別がガラリ一変の4馬身差圧勝。それも着差が付きづらい上がりの速い決着でのものだったから、相当に強い競馬だった。昇級の壁に泣く器ではない。

 過去の好走時のラップ構成をチェックすると、前走の前後半3Fが36.9-32.7。2着だった5走前の武田尾特別が同じく36.7-32.9だから、スローの上がり勝負に強いタイプだ。その点で中京芝1600mがどうかといえば、21年以降の3勝クラス、全10鞍中9鞍が後傾ラップだったように、スローになりやすいコース設定。したがってベルクレスタにお誂え向きの流れとなる可能性が高い。

 ここは実績十分の牡馬も揃ったが、速い上がりを使うことにかけては一枚上。追い比べからグイッと抜け出すシーンを期待したい。