初の福島芝2600mで期待が高まるペリプルス(今年1月撮影、ユーザー提供:とりーてゃんさん)

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 福島9Rの開成山特別(3歳上・1勝クラス・芝2600m)はゴールドシップ産駒のペリプルス(牡3、美浦・佐藤吉勝厩舎)を狙う。

 何と言っても血統が推し材料だ。ゴールドシップ産駒は福島芝2600mで延べ48頭が走り、[7-4-9-28]の勝率15%、複勝率42%。回収率も単勝が183%、複勝でも130%あるように、人気を問わず走っている。春開催の奥の細道特別では出走3頭が馬券圏内を独占し、馬連が2万1850円、3連複が3万8960円の万馬券。3連単に至っては36万6380円の高額配当となったことを覚えているファンも多いだろう。

 ここ出走のペリプルスは3走前の中山芝2200mで初勝利。当時のレース上がり3Fが37秒1だったように、持久力を問われる流れになれば、渋太く脚を使えるタイプだ。昇級後の2戦は4着、6着だが、ともにレース上がり3Fが34秒台と速かったので、悲観する必要はない。小回り福島に替わり、得意とする上がりのかかる展開になれば、十分に勝ち負けになっていい。