JRA重賞初制覇を狙う嶋田純次騎手(撮影:下野雄規)

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 デビュー13年目の嶋田純次騎手が、ラジオNIKKEI賞(3歳、GIII・芝1800m)のグラニット(牡3、美浦・大和田成厩舎)でJRA重賞初制覇を狙う。

 嶋田騎手は11年デビューの30歳。同期には横山和生騎手や藤懸貴志騎手、森一馬騎手がいる。これまでJRAで95勝を挙げているが、重賞に限れば21年スプリングSのアサマノイタズラ、22年サウジアラビアRCのグラニットの2着が最高着順。あと一歩でタイトルに手が届いていない。

 グラニットは過去8戦のうち、7戦でコンビを組んできた“勝手知ったるパートナー”だ。前々走のスプリングSでも締まったペースで逃げながら0秒4差の4着に踏ん張るなど、一線級相手でも通用する力は示している。

 前走の皐月賞は12着に沈んだが、適性外の2000mに加え、先行馬が総崩れとなるハイペースだったので参考外。得意の1800m、しかもGIIIの今回は巻き返せていい。

 ここも果敢に逃げるのみ。人馬一体となって悲願の初タイトルを目指す。