プロキオンSに出走予定のタガノビューティー(写真手前、撮影:井内利彰)

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 4年ぶりに中京ダート1400mの条件に戻って行われるプロキオンS(7月9日)。ここに出走を予定している、前走かしわ記念2着のタガノビューティー(栗東・西園正都厩舎)がレースに向けた1週前追い切りを行っている。

 朝一番のCWへサトノトライアンフとともに入場。6F標識を通過するあたりでは2秒くらい追走する形だったが、先行馬のラップが速くならなかったこともあり、3コーナーあたりでは一気にその差が詰まってくる。

 4コーナーを回る頃は外から並びかけにいく形で、最後の直線に向くと、もう前へ出ているかなという体勢。なのに、直線での追い比べではなかなか前に出ることができず、鞭が数発入る中でも同入が精一杯という形だった。

 ただ、CWではこういった併せ馬になりやすい馬。時計は6F79.5~5F64.8~4F51.0~3F37.2~2F24.0~1F12.3秒と速い。また、馬体は内側からボリューム満点といった張りがあって見映えする筋肉。走り自体も軽快で、体調に関してはすこぶる順調といった感じがする。

(取材・文:井内利彰)