七夕賞に出走予定のセイウンハーデス(写真手前、撮影:井内利彰)

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 前走新潟大賞典では惜しい2着だったセイウンハーデス(栗東・橋口慎介厩舎)。次走は7月9日に福島競馬場、芝2000mで行われる七夕賞への出走を予定しており、今朝29日はレースに向けた1週前追い切りを行っている。

 すごく深いブリンカーを着用して幸英明騎手が騎乗。1回目のハローが終了した直後のCW。入場時に追い切りでゴール前を通過した馬がいたので、それに少し反応することはあったが、馬場入り自体はスムーズだった。

 6F標識で一緒に馬場入りしたブライトジュエリー(前走フローラS3着)の5馬身ほど後ろ。その差を保ったまま、速すぎず遅すぎずのラップで3コーナーから4コーナーを回ってきて、最後の直線は外から前を追いかける。

 じわりと並びかけて、並ぶとあっさりと相手を交わして突き放して先着のゴール。時計は6F80.6~5F65.6~4F51.1~3F36.0~2F22.3~1F11.0秒。相手のラスト2Fが22.7秒だから、これを一瞬で交わした凄まじい動きを映像を見ればお分かりいただけるはず。前走は不良馬場での走りだったが、良馬場ならどんなスピードを見せてくれるのか、そんな楽しみもありそうだ。

(取材・文:井内利彰)