前走の鞍馬Sを制したエイシンスポッター(ユーザー提供:ゆちゃんさん)

写真拡大

 エイシンヒカリ産駒のエイシンスポッター(牡4、栗東・吉村圭司厩舎)がCBC賞(3歳上・GIII・芝1200m)で重賞初制覇を狙う。

 エイシンスポッターはデビューから4戦、1400m以上で苦戦が続いたが、初の1200mとなった5戦目で初勝利。すると、そこからはトントン拍子で出世を果たし、3走前のファイナルSを制してオープン入り。重賞初挑戦となった前々走のオーシャンSは惜しくも3着だったが、前走の鞍馬Sを鮮やかに差し切ってオープン初勝利を挙げた。

 エイシンヒカリ産駒はこれまでJRA重賞で延べ14頭が走り、21年ローズSのエイシンヒテンの2着が最高着順。まだタイトルには手が届いていない。ディープインパクトの後継種牡馬は数多く、エイシンヒカリと同じく母の父ストームキャットの馬に限ってもキズナ、リアルスティール、ダノンキングリーと乱立している。それだけに海外G1を2勝しているエイシンヒカリといえども、安穏としていられる状況ではない。ここで重賞勝ち馬を送り出して、少しでも存在感を示したいところだ。