1月の京成杯で2着に健闘したオメガリッチマン(ユーザー提供:totthiさん)

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 近年のラジオNIKKEI賞(3歳・GIII・芝1800m)では距離短縮組の活躍が目立つ。

 13年以降の10回に限れば、[7-6-5-44]の勝率11%、複勝率29%。これだけの出走頭数がありながら、回収率は単勝が101%、複勝が117%と揃ってプラスなので、人気馬はもちろん、伏兵も要注意といえる。一方、距離延長組は苦戦傾向。3番人気以内に支持された馬も6頭いたが、[0-2-4-37]の勝率0%、複勝率14%と未勝利に終わっている。

 今年の登録馬のうち、距離短縮組はウイニングライブ(牡3、美浦・金成貴史厩舎)、オメガリッチマン(牡3、栗東・安田翔伍厩舎)、グラニット(牡3、美浦・大和田成厩舎)、ヨリキリ(牡3、栗東・浜田多実雄厩舎)の4頭。中でも注目はオメガリッチマンとグラニットだ。それぞれ、今年の登録馬の中に2頭しかいない重賞連対馬。ペースが速くなれば渋太く脚を使えるオメガ、逆にゆったりと流れるようならグラニットの残り目があるだろう。好配当の使者として期待したい。