ゲート試験に向けて調整中のライスネイチャ(撮影:井内利彰)

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 メイショウボーラー産駒のライスネイチャが6月21日に信楽牧場から栗東・松永昌博厩舎へ入厩。すでにニュースで取り上げられていて、ご存じの方も多いと思うが、祖母のきょうだいにナイスネイチャ(父ナイスダンサー)がいる血統。

 5月30日に35歳と馬にとっては大往生でこの世を去ったナイスネイチャ。ファンの多い馬だったこともあり、悲しみの言葉とともに多くの労いや感謝の言葉がSNS上で発信されていたが、その近親がナイスネイチャの主戦であった松永昌博(元騎手)調教師の元でデビューするということで注目を集めている。

 今朝28日はEコース、右回りの3コーナー奥にあるゲートで、僚馬マヤノスターライトの2021とともに試験に向けた練習。少し入ることを嫌がる素振りを見せたり、ゲートの中で前掻きして見せたが、まだ入厩して1週間経っていない新馬なら許容範囲。担当する蔵之下勉厩務員は「やんちゃやけど、このくらい元気がないと」と笑顔。

 まずはゲート試験に向けての調整だが、今後もデビューに向けての日々を取り上げていきたいと思う。

(取材・文:井内利彰)