21年の名古屋グランプリを制したヴェルテックス(撮影:稲葉訓也)

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 21年の名古屋グランプリ(JpnII)を制すなど、ダート中長距離で活躍したヴェルテックス(牡6、栗東・吉岡辰弥厩舎)が24日、JRAの競走馬登録を抹消した。今後は地方競馬に移籍する予定。同日、JRAがホームページで発表した。

 ヴェルテックスは父ジャスタウェイ、母シーイズトウショウ、母の父サクラバクシンオーという血統。甥に今年のファルコンSで2着に入ったカルロヴェローチェがいる。

 19年8月に札幌競馬場の芝1500mで行われた2歳新馬戦でデビュー。2戦目からはダートに矛先を転じて好走を続けたが、7度の2着が最高で勝ち上がりはならず、20年秋に地方競馬へと転出した。

 園田で2勝を挙げ再転入すると、以前の惜敗続きが嘘のような快進撃を披露。JRA復帰わずか4戦でOP入りを果たし、21年の名古屋グランプリで重賞初制覇を飾る。その後もダートの中距離戦に出走。今年2月の仁川SがJRAでのラストランとなった。通算成績は29戦6勝(うち重賞1勝)。