宝塚記念に出走予定のアスクビクターモア(C)netkeiba.com

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 6月25日に阪神競馬場で行われる宝塚記念(3歳上・GI・芝2200m)。豪華メンバーが集う春の大一番にアスクビクターモア(牡4、美浦・田村康仁厩舎)が横山武史騎手とのコンビで出走を予定している。

 アスクビクターモアは父ディープインパクト、母カルティカ、母の父Rainbow Questという血統。半姉Qemahは英仏G1を2勝している。20年のセレクトセールで1億8700万円(税込)の価格で取引された。

 21年6月に東京競馬場の2歳新馬戦でデビュー。2走目の未勝利戦を勝ち上がり、22年3月に行われた弥生賞ディープインパクト記念では、後のダービー馬ドウデュースの追撃を振り切って重賞初制覇を果たした。

 牡馬クラシック第一冠・皐月賞では5着に好走。続く日本ダービーではハイペースの2番手を追走し、8番人気評価ながら3着に粘りこんだ。22年秋はセントライト記念から始動すると、三冠目の菊花賞に出走。4コーナーで先頭に経つと早々と抜け出し見事クラシック最後の一冠をつかみ取った。

 23年は日経賞、天皇賞(春)に参戦し9着と11着に。今回の宝塚記念は3走目となる。通算成績は11戦4勝。

 アスクビクターモアは菊花賞以来の阪神コース見参。前年の菊花賞馬が宝塚記念を制した例は、タイトルホルダー、ゴールドシップ、オルフェーヴル、ディープインパクトと数々の名馬たちが勢ぞろいしている。再び阪神内回りコースで栄光をつかむのか、その走りが楽しみだ。