CBC賞に出走予定のマッドクール(撮影:井内利彰)

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 4連勝で重賞初挑戦となったシルクロードSは3着だったマッドクール(栗東・池添学厩舎)。その後の春雷Sは単勝1.5倍の支持に応えて勝っているが、この時の2着が函館スプリントSで重賞を制したキミワクイーン(美浦・奥村武厩舎)。マッドクールの次走はCBC賞(7月2日・中京芝1200m)を予定しており、今朝21日はレースに向けた1週前追い切りを行っている。

 1回目のハローが終了したCWへ、正面から坂井瑠星騎手を背に入場。6F標識を過ぎたところから15秒を切るラップを踏んでいたので、少し速くなるかなと思われたが、ずっと14秒台を持続させていき、極端に速くなるところはなかった。

 その分、最後の直線に向いてからしっかり脚がたまっていたという走り。重心が低く、そして後ろからの推進力がきっちり前へ伝わっている。すごく楽に走ることができているという印象で、馬自身も涼しい顔をして走っているなあという感じだった。

 時計は6F80.6~5F65.7~4F51.4~3F36.7~2F22.6~1F11.3秒。1週前追い切りがCWというのは、春雷Sと同じパターンだが、当時は6F84.3秒。併せ馬と単走の違いはあったが、これだけ動けば十分といった感じ。あとは最終追い切りでどんな走りを見せてくれるかだろう。

(取材・文:井内利彰)