宝塚記念に出走予定のボッケリーニ(撮影:下野雄規)

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 池江泰寿調教師がボッケリーニ(牡7)で宝塚記念(3歳上・GI・芝2200m)の歴代最多タイとなる4勝目を目指す。

 池江師はこれまで宝塚記念に延べ23頭を送り込み、09年にドリームジャーニーで初参戦初勝利。その後も12年にオルフェーヴル、15年にラブリーデイで勝ち、武田文吾元調教師の4勝に次いで歴代2位の3勝を挙げている。

 今年はボッケリーニで参戦する。阪神芝では6戦して1勝、2着3回、3着1回、4着1回と堅実。舞台巧者らしく、前走の鳴尾記念で3つ目の重賞タイトルを獲得した。同じく池江厩舎に所属した全兄ラブリーデイは15年の宝塚記念を制覇。当時の兄と同じく、鳴尾記念を制しての参戦となるのは吉兆だろう。

 これまでGIには2回参戦し、昨年のジャパンCが17着、有馬記念が11着と大敗を喫しているが、今まさに“遅めの”充実期といった雰囲気。“三度目の正直”があっても決して驚けない。