ダノンザキッド(23年4月撮影、提供:Hong Kong Jockey Club)

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 6月25日に阪神競馬場で行われる宝塚記念(3歳上・GI・芝2200m)。豪華メンバーが集う春の大一番にダノンザキッド(牡5、栗東・安田隆行厩舎)が北村友一騎手とのコンビで出走を予定している。

 ダノンザキッドは父ジャスタウェイ、母エピックラヴ、母の父Dansiliという血統。半兄は重賞2着2回のミッキーブリランテで、半弟には昨年の朝日杯FSで2着のダノンタッチダウンがいる。2018年のセレクトセールでは1億800万円(税込み)で取引された。

 20年6月、阪神競馬場の2歳新馬戦でデビュー勝ち。続く東京スポーツ杯2歳Sを制し、さらにホープフルSも勝って無傷の3連勝でGIウイナーとなった。初の古馬混合GI参戦となった21年のマイルCSでは1着のグランアレグリアに0.2秒差の3着。

 22年のマイルCSでも8番人気の評価ながら2着に入る活躍。その後は初の海外遠征として香港Cに挑戦し、香港の中距離王ロマンチックウォリアーに次ぐ2着だった。今年は大阪杯で1着のジャックドールとタイム差なしの3着。前走は2度目の海外で香港のクイーンエリザベス2世Cに参戦した。通算成績は16戦3勝。

 2200mの距離は初挑戦となるが、阪神はこれまで4度の出走で〔1-1-2-0〕といずれも馬券圏内に好走。直近の大阪杯でも11番人気と低評価ながら、粘りの走りで3着に入った。コースとの相性は良さを生かしてGI・2勝目をつかみ取りたい。