ファン投票1位のイクイノックス(撮影:下野雄規)

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 ファン投票で歴代最多の21万6379票を獲得したイクイノックスが中心になっていきそう。有馬記念に続くグランプリ連覇とGI・4連勝なるか。出走を予定している主な有力馬は次の通り。

■6/25(日) 宝塚記念(3歳上・GI・阪神芝2200m)

 イクイノックス(牡4、美浦・木村哲也厩舎)は昨年天皇賞・秋と有馬記念を連勝するなど活躍して年度代表馬に輝くと、今年初戦のドバイシーマCでは逃げて持ったまま3馬身半差圧勝する衝撃の走りを披露。今回は初の関西遠征ということで早めに栗東入りして調整されてきたが、乗り込みは至極順調。グランプリ連覇へ向け視界は良好だ。鞍上はC.ルメール騎手。

 ジェラルディーナ(牝5、栗東・斉藤崇史厩舎)はファン投票で3位に輝いたモーリス産駒。今年は大阪杯とQE2世Cで連続6着と流れに乗れていないが、昨年エリザベス女王杯を制した舞台に替わって巻き返しが期待される。鞍上は初コンビの武豊騎手。

 ジャスティンパレス(牡4、栗東・杉山晴紀厩舎)はファン投票5位のディープインパクト産駒で、今年阪神大賞典と天皇賞・春を連勝して待望のGI初制覇。これまでイクイノックスとの直接対決では敗れてきたが、力を付けてきた今、得意の阪神なら逆転まであってもおかしくないだろう。鞍上は鮫島克駿騎手。

 その他、天皇賞・春で3年連続2着のディープボンド(牡6、栗東・大久保龍志厩舎)、昨年の菊花賞馬アスクビクターモア(牡4、美浦・田村康仁厩舎)、ラブリーデイとの兄弟制覇がかかるボッケリーニ(牡7、栗東・池江泰寿厩舎)、史上初の3歳馬Vがかかるドゥラエレーデ(牡3、栗東・池添学厩舎)なども戴冠を狙う。発走は15時40分。