なにわ男子の「爆食王」大橋和也、Jr.時代の“苦悩”を救った大倉忠義の「金言」

写真拡大

 なにわ男子の大橋和也は、メンバーイチの大食いだ。現在25歳だが、まだ食べざかり。タダで食べられるお弁当なら、5個はペロリとたいらげる。身長は160cm後半で小柄だが、関西ジャニーズJr.時代は回転寿司で50皿を完食。先輩に連れて行ってもらった焼肉屋では、仲間がコースの締めのアイスクリームを食べている時に、肉やライスを追加して、もう1周しようとした。

 見事なまでの食べっぷりに着眼したのが、「ゴッドタン」(テレビ東京系)や、深夜のラジオ番組「佐久間宣行のオールナイトニッポンZERO」(ニッポン放送)ほかヒット作品が多いテレビプロデューサーの佐久間宣行氏。昨年1月期、定食屋で悩みぬいた末に1種類の定食を食べるだけという深夜番組「黄金の定食」(テレ東系)に大橋を抜擢して、シソンヌ・長谷川忍とタッグを組ませた。

 他にも、「1億3000万人のSHOWチャンネル」(日本テレビ系)では、回転寿司18皿にイタリアンも食い尽くして総量2kg以上を胃袋に収めて、MCの櫻井翔を驚かせた。そんな“ひとり飯テロ”が功を奏し、今年はソロで森永製菓「カレ・ド・ショコラ」のCMに起用された。

 爆食でようやく“自分の武器”を見いだした大橋だが、ジャニーズ事務所への入所時は小学生で、メジャーデビューまでに10年以上かかった苦労人。関西ジャニーズJr.時代はメンバーの西畑大吾や大西流星、King & Princeの永瀬廉、元キンプリの平野紫耀らに大きく水をあけられて、バックダンサーでは常に後方の端。同期にも差をつけられて、苦汁をなめた。そんな時に奮起できたのは、のちになにわ男子のプロデューサーとなった関ジャニ∞の大倉忠義。

「『端っこにも端っこのおもしろさがあるから、見ててみ』という金言をもらったそうです。これはなにわ男子でデビューできたあとに役立ちました。センターポジションなら、一度にメンバー全員を見ることができない。けど、端なら横を向いたら一気に全員を視界に入れることができる。これを体感してから、大倉が言った意味がようやくわかったそうです」(アイドル誌ライター)

 なにわ男子は8月26〜27日、「24時間テレビ 愛は地球を救う」(日テレ系)のメインパーソナリティーを初めて務める。SMAPやTOKIO、嵐や関ジャニ∞が通ってきた道にようやくたどり着いた。国民的アイドルグループに大きく前進した関西発の7人組。活躍はこれからだ。

(北村ともこ)