日本紙は投資判断引き上げ受け急伸、紙パ株は業種別上昇率トップに

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 日本製紙<3863.T>が急伸。23年3月期は原燃料価格の高騰や円安の影響に加え、固定資産の減損損失の計上が響き、最終損益は504億600万円と大幅な赤字で着地。安定的に実施してきた配当も無配転落を余儀なくされた。一方、今24年3月期は各種コストダウン策や製品価格修正に取り組み、150億円の黒字に回復する見込み。業績改善見通しを背景に株価に上昇圧力がかかるなか、きょうは野村証券の投資判断引き上げを受けて一気に投資資金が流入したようだ。同社株の上昇が牽引する形で紙パ株全体に物色が波及しており、業種別東証株価指数で「パルプ・紙」は全33業種中上昇率トップに躍り出ている。

出所:MINKABU PRESS