目黒の繁華街から少し入ったところにある『Mark's Tokyo』。

ユニークなプロフィールを持つシェフが提供する絶品料理の数々と、アットホームな雰囲気が魅力だ。

田中みな実さんも「家に招かれたみたい」と、やわらかな笑顔を見せた。2回に渡ってお送りしている、田中さんの記事の後編。

▶前編はこちら：「“男性と一緒に”という発想がない」田中みな実が目黒のレストランで語った覚悟

【後編】
■田中みな実さんも心躍った！目黒の大人がセンスを磨くレストラン


目黒の住宅街にひっそりと佇む、シェフの私邸のようなレストラン


シェフ・マーク関田さんの家のダイニングルームで食事をしているような気分を味わえる、コージーな一軒。




壁には、カリフォルニア出身のアーティストがサンフランシスコの風景を浮世絵風に描いた版画が飾られている。

友人からの贈り物だという、和の食材を取り入れたモダンアメリカンを提供するマークさんらしいしつらえ。


「優しさや温かみに満ちた空間。マークさんの家に招かれたみたい」

ユニークなプロフィールを持つシェフの関田政弘マークさんは、ニューヨークの星付きレストラン『Gramercy Tavern』で磨いた腕と、日本各地から仕入れた新鮮な旬の食材で、自身のルーツを表現する


開放感溢れるフルフラットのオープンキッチンが自然に会話を弾ませる。

田中さんは好奇心を隠すことなく、シェフのマークさんに料理についての質問を重ねていた。


思わず「ただいま」とこぼれる、温かさに満ちた味


スペシャリテでもある黒毛和牛のショートリブの煮込み。

ほろほろほぐれるやわらかさ。




シェフのおまかせコース（5品 8,900円）から魚料理の一例、北海道産帆立のロースト。

あられ、山椒の醤油漬け、柚子胡椒など和の食材が懐かしさを煽る。



24ヶ月熟成のパルミジャーノ・レッジャーがすり下ろされたトマトソースのパスタ。フェンネルとニンニクで仕込まれた自家製ソーセージが旨い！


たとえば季節がわりのコースには必ずパスタが組み込まれるのだが、これはマークさんにイタリアの血が流れているから。

随所に和風だしなど和のエッセンスが取り入れられているのは、和食の料理人たる父の背中を見て育ったから。

見た目は洗練されているのに口にすれば懐かしさがこみあげるのが面白い。




レストランというより料理人の家にお呼ばれしているような気分になれるダイニングにはひとりで出かけてもいいし、恋人や、家族、仲間と一緒でもいい。

「都市で暮らす人はストレスフル。ここに来たらすべて忘れて自宅にいるように寛いでほしい」とはマークさんの弁。

実際に店を訪れた田中みな実さんの屈託ない笑顔が、この店の実力を如実に表している。




父はサンフランシスコの日本料理店で40年以上も腕を振るった日本人。母親は料理上手なイタリア系アメリカ人。

カリフォルニア大学で経済学を学んで一度は証券マンの道を歩み始めたものの、「料理で愛を拡散したい」という想いを抑えることができず39歳で料理人に転身。


▶前編はこちら：「“男性と一緒に”という発想がない」田中みな実が目黒のレストランで語った覚悟

■プロフィール
田中みな実　1986年生まれ。埼玉県出身。2009年にアナウンサーとしてTBSに入社し、14年にフリーに転身。近年はNHK BS4Kドラマ『悪女について』などで女優としての存在感を示している。現在『あなたがしてくれなくても』（フジテレビ系、毎週木曜22:00〜）に出演中。

■衣装
ワンピース 86,900円〈ルールロジエット／ブランドニュース TEL：03-3797-3673〉、ブレスレット 136,400円、リング（人差し指）57,200円、リング（中指）138,600円〈すべてジジ／ホワイトオフィス TEL：03-5545-5164〉、イヤカフ（左耳）198,000円、イヤカフ（右耳上）44,000円、イヤカフ（右耳下）58,300円〈すべて ヒロタカ／ヒロタカ 表参道ヒルズ TEL：03-3478-1830〉


■店舗概要
店名：Mark's Tokyo
住所：目黒区目黒1-23-14
TEL：03-6417-0664
営業時間：18:00〜（L.O.23:00）
定休日：月曜、火曜
席数：カウンター8席、テーブル4席


▶このほか：ほろ酔いで歩く“駅までの5分”が、2人の夜を甘美に締めくくる。秘密にしたい、目黒の和食店



※コロナ禍の状況につき、来店の際には店舗へお問い合わせください。