6月にアメリカで開催されるラクロスの世界選手権を前に、男子日本代表が栃木市で強化練習を行っています。

 ラクロスは先に網がついた「クロス」と呼ばれるスティックを使い、1チーム10人でボールを奪い合い、得点を競う競技です。

 日本では大学から始める選手が多いスポーツですが、カナダでは国技のひとつで、男子は激しいボディコンコンタクトが許されています。男子の日本代表は前回、2018年の世界選手権で6位、6人制で行われた去年(2022年)の世界大会は初めて銅メダルに輝きました。

 日本代表のゴールキーパー、大嶋省吾選手は栃木市出身の27歳です。栃木高校から進学した東京大学でラクロスと出会い、現在はクラブチームでプレーしています。時速160キロ以上とも言われるシュートに対する反応の速さと攻撃につなぐ正確なパスが持ち味。自身は初めてという世界大会で4位以上を目指す日本のゴールを守ります。

 世界ラクロス選手権は、6月21日からアメリカのサンディエゴで開かれ、日本は22日に初戦でフランスと戦います。