せっかくのGWだし、そろそろ何処かへお出かけしたい。

たまの長期休暇だから、都内でもいつもと趣向を変えて、ぜひ「浅草」へ。

新店から老舗まで、食通がわざわざ足を運ぶ絶品グルメが盛りだくさんだ!

今回は、「これぞ浅草」を代表する名店を厳選してご紹介しよう!



※コロナ禍の状況につき、来店の際には店舗へお問い合わせください。



1.和の感性を巧みに取り入れた、独自の世界観を提案するグランメゾン


ナベノ-イズム

『ジョエル・ロブション』総料理長を務めた渡辺雄一郎シェフが独立し、満を持してオープンした3階建ての一軒家レストラン。“江戸文化とフランス料理の融合”をテーマに、隅田川のほとりに構える。

素材の持ち味を引き出すことを身上とした師の教えを受け継ぎつつ、地元の食材を見事にフレンチへと昇華。浅草という立地を活かしながら、和食材を積極的に取り入れた独創的な料理で舌の肥えた大人たちを虜にしている。

2階には、隅田川とスカイツリーを望む絶景テラス、3階には落ち着いたカウンター席を用意。一流の料理と艶やかな空間演出によって、グランメゾンとして不動の地位を確立している。



2.江戸の粋を感じさせる、スタイリッシュな蕎麦店


浅草 ひら山

浅草から一歩離れた住宅街の路地裏に潜み、清楚な佇まいを見せる蕎麦店。暖簾をくぐればクリーンな和の空間が出現。カウンター席からは、オープンキッチン仕様の厨房で調理する店主の姿が望める。

蕎麦はつなぎなしの十割蕎麦。群馬・深山や埼玉・三芳など常時4〜5種類を産地違いで用意し、大きな蟻巣石で挽く。微粉ならではの喉越しの良さに加え、手繰るほどに清々しい香りが鼻腔を抜ける。

挽きたて、打ちたての十割蕎麦と上質な蕎麦前、さらに和食仕込みの酒肴と三拍子を揃えているのも同店の魅力。本物の蕎麦好きが集う、大人好みの一軒だ!



3.鮨好きがわざわざ足を運ぶ!浅草を代表する老舗


弁天山美家古寿司

浅草寺の弁天堂近くにある、創業1866年(慶応2年)という長い歴史を誇る鮨店。江戸前鮨の古典的技法をいまなお守り続けている。

現在「江戸前鮨」といわれる鮨の始祖である、江戸時代の鮨職人・華屋与兵衛。同店は、その流れを汲む東京きっての老舗。しかし、格式張った店構えではなく、初めて訪れた客も温かく迎え入れてくれる雰囲気だ。

せっかくGWに浅草へ行くなら、ザ・高級店とはひと味違う鮨を楽しみたい。ぜひ、鮨のルーツを体感できる奥深さをじっくりと味わって!



4.肩肘張らずに料理と向き合える、浅草の人気ビストロ


ノウラ

浅草の観音裏で人気のビストロ。星付きレストラン『オマージュ』の姉妹店であることでも知られる一軒だ。

和のテイストも織り交ぜて生み出す繊細な料理が評判の『オマージュ』とは対象的に、同店で味わえるのは、「鴨のコンフィ」などオーソドックスなビストロ料理。『オマージュ』で使うフォアグラから出た脂を使うなど、創意工夫がなされている。

品数も多いため、アラカルトで好きなものをシェアするのがおすすめ。浅草巡りの終着点に、ぜひとも設定したい。



5.隅田川を眺める最高のロケーションで、絶品鰻を楽しめる!


鰻 駒形 前川

隅田川沿いという、浅草屈指のロケーションを誇るこちらのお店。200年以上前となる文化・文政年間に創業した鰻の老舗である。

主に扱うのは“究極の養殖鰻ブランド”とも称される、最高級品種の「坂東太郎」。しっかりと脂を湛えながらもすっきりとした風味が特徴で、ボリューミーな鰻重もするりと平らげられてしまうほどである。

晴れた昼下がりの爽やかな風景もいいし、川の対岸のビルや高速道路の灯りが美しいディナータイムの眺めも乙。浅草観光をより高揚させる、頼もしい存在だ!