シェラカップは調理器具なんです。キャプテンスタッグの各種アイテムでソロキャンプの食が変わるぞ

キャンプでの食事、どうしていますか？　カップ麺では味気ないし、かといって調理器具をあれこれ持っていくのは正直、面倒くさい。スライサーやピーラーがないとうまく作れないよ…そんな悩みをもつキャンパーに朗報です。

▲左よりエッグセパレーターにもなる大根おろし、薬味おろし付きスライサー（以上、「シェラカップ調理器」）、手前左より「シェラカップ調理器用レモン絞り」、「シェラカップ調理器用ピーラー」。右上は「ステンレスシェラカップ320ml」、「シェラカップスプーン」、「シェラカップケース」

忘れがちな大根おろし＆薬味おろしとスライサーがセットになって、おまけにエッグセパレーターも付いているキャプテンスタッグ「シェラカップ調理器」（2200円）は、ソロはもちろんファミリーキャンプでも活躍すると話題のプロダクトなんですが、このセットといっしょに持ち運べるピーラーとレモン絞り器が登場！

これらを全部まとめて「シェラカップケース」（1980円）に入れて持ち運べるんです。

「シェラカップケース」は伸縮性の高いポリエステル素材でできていて、小分けした調味料もいっしょに持ち運べます。「シェラカップスプーン」をケースの外に出せば、もう少し入るかも。

 

■新製品2アイテムの実力は？

ナイフ1本でちゃちゃっと料理を作れたらカッコいいんだけど、どうしてもむいた皮が厚くなっちゃう。ピーラーがあれば面倒な皮むきが簡単にできて、無駄になりません。

さすが燕三条を本拠地とするキャプテンスタッグだから、「シェラカップ調理器用ピーラー」は切れ味良好でストレスなし。

持ち手はわずかにカーブを描いていて、それがグリップ力を高めるうえ、「シェラカップ調理器」のスライサーのカーブとフィットしてスッキリ重ねて収納できるんですね。

2枚のプレートを組み合わせ、「シェラカップ調理器」にセットして使う「シェラカップ調理器用レモン絞り」。

これさえあれば、フレッシュなレモンでサワーを作れます。やはり絞りたては、控えめに言って最高です。

ついでに「シェラカップ調理器」のおさらいです。

スライサーはジャガイモ、マッシュルーム、キュウリなど何でも来い。こちらも切れ味抜群。指を傷つけないように注意するのは、ほかのスライサーと同様です。

卵黄のみ取り出すって、料理初心者を悩ませますが、エッグセパレーターに卵を割り入れるだけで卵黄と卵白に分けられるんです。

裏側は大根おろしで、とろろを摺ったりもできます。もうこれがあれば、空き缶にクギで穴をあけておろし器を自作する必要はありません。

 

■レモンサワーとつまみを作ってみた

ピーラーで皮をむいたジャガイモを、スライサーで薄切りにして1時間ほど天日干し。少量の油で揚げてポテトチップスに。大根おろし部分はザル代わりに使えます。

スライサーで玉ねぎをスライス。

刃の部分が狭いので、玉ねぎなどは4分の1くらいに切ってからスライス。芯をちゃんと残しておくと、バラバラにならず最後のほうまでスライスできますよ。

スライサー裏の脇に薬味おろし用のギザギザが付いているので、ここでショウガをおろします。あとは小麦粉を振った豚肉を炒め、玉ねぎとショウガ、しょうゆ、酒で作ったタレを混ぜ合わせます。

レモンサワーと生姜焼き、ポテトチップス。映えとは無縁の素っ気ない茶色い料理ですが、これでいいんです。

今までは別途用意しなくてはならなかったピーラー、そして面倒で持っていかなかったレモン絞りが新しく加わったことで「シェラカップ調理器」シリーズが劇的に進化。

自宅のキッチンツールをほぼ全部持ち運ぶようなもので、たいていのことができるようになりました。

これまでは道具をそろえるのが面倒で肉を焼くだけだった人に、“もうちょっとだけちゃんとした料理を作ってみようか”と思わせるシリーズです。

>> キャプテンスタッグ

＜取材・文／大森弘恵　写真／田口陽介＞

大森弘恵｜フリーランスのライター、編集者。記事のテーマはアウトドア、旅行、ときどき料理。Twitter