さまざまなトラブルに対応できる360度ドラレコ7選【プロが選んだ本当に良いカー用品ベストバイ】
【プロが選んだ本当に良いカー用品ベストバイ】
前方からの衝突だけでなく、さまざまなトラブルに対応できるドラレコが欲しいというのならば、迷わず360度カメラを搭載したモデルを選ぶべき。車両周囲と車内の状況を余さず撮影できる。
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事故は、前方からクルマが衝突してきたり、自分が他のクルマに突っ込んでしまったり、そんなケースばかりではない。側方からも後方からも衝突されることはめずらしくない。また、迷惑ドライバーによる交通トラブルとして、側方からの幅寄せや強引な割り込み、停車しているときにドアを開けて乗り込まれたりという最悪のケースも考えられる。
そんなとき360度の範囲を撮影できるカメラを搭載していれば、状況のすべてを余さず映像に記録できる。後方については車内越しにリヤウインドウから見える範囲を映すために像が小さくなるが、多くのモデルでは別体のリアカメラを付属してカバーしている。
また、撮影できるエリアが広い360度カメラは映像を拡大すると画質が落ちるという弱点を持つが、これについてはフロントカメラの追加やセンサーの大型化などによって克服しているモデルもあり、注目だ。
1. 独自技術でフロント映像も高画質で記録できる !
カーメイト
「ダクション 360D DC3600R」(実勢価格:5万2250円前後)
ーBEST BUY POINTー
価格を抑えながらも上級機のDC4000Rに迫る高画質なフロント映像を得られ、コスパも優れている
ダクションシリーズ最新モデル。360度カメラ搭載ボディにリヤカメラを組み合わせるカタチだが、360度カメラの映像をフロント映像と360度映像に切り分けるデュアルレック技術により、鮮明なフルHD画質のバーチャルフロントカメラ映像を作り出す。さらに別売りオプションを使って、HDMIに映像を出力することも可能だ。
▲360度カメラの映像は車両前方と車内の2つに分割した状態で確認できる。歪みも比較的抑えられ、PCソフト上ではさまざまなアングルで確認可能
▲左は従来の360度カメラのフロント映像で、右はこのモデルのバーチャルフロントカメラ映像。鮮明度の違いは一目瞭然だ
▲専用アプリをインストールしたスマホと無線LAN接続を行えば、ワイヤレスで映像のダウンロードが可能。サムネイルからファイルを選べる
2. 3つのカメラで高画質な前方映像を実現している
カーメイト
「ダクション 360D DC4000R」(実勢価格:6万2480円前後)
ーBEST BUY POINTー
高画質で全方位をカバーできる映像クオリティにこだわった1台。スタイリッシュなボディにも注目!
本体前面にフロントカメラ、底面に360度カメラを搭載。別体のリヤカメラと組み合わせる。車両前後をフルHD画質で鮮明に捉え、車内や側方を360度カメラで幅広くカバー。2.7インチ大型ディスプレイや、暗闇の車内映像も明るく映し出す赤外線LEDも搭載しているのも◎。
▲コンパクトサイズで取り付けやすい。側面のケーブル接続部には抜け防止カバーを装着する
3. 歪みが少なく見やすい360度映像を記録!
セルスター
「CS-360FH」(実勢価格:4万3780円前後)
ーBEST BUY POINTー
独自のスタイルにより、水平360度の広い範囲をカバーしながら、クッキリ鮮明な映像を生み出す
▲コンパクトな本体は背中合わせに2つの広角カメラを搭載。記録映像や各種設定に使用するモニターも備える
歪みの少ない360度映像を作り出す2つの超広角カメラを搭載した本体に、小型のリアカメラをパッケージする3カメラモデル。車両周囲と車内を鮮明に捉え、夜間やトンネル内でも明るく映し出すナイトクリアVer.2機能も搭載。PCでは3つの映像を同時に再生できる。
▲セルスターならではのナイトクリアVer.2は夜間でも鮮明な映像を記録。車内向けに赤外線LEDを搭載している
4. 後方からのあおり運転にも対応!
ユピテル
「marumie Q-31R」(実勢価格:3万6800円前後)
ーBEST BUY POINTー
全方位の映像記録に加えて、多くの運転支援機能を搭載。ドライブの安心感を一段と高めてくれる
360度カメラを搭載した本体に小型のリヤカメラをパッケージした、marumieシリーズの最新モデル。後方からあおり運転車が接近すると自動で検知し、記録映像を保存するとともにドライバーに危険を知らせる。また、前方車発進、車線逸脱、前方車接近時にも警告を発する。
5. ナイトビジョンが暗所でも確実に映像を記録
コムテック
「HDR362GW」(実勢価格:5万8080円前後)
ーBEST BUY POINTー
360度カメラを搭載したドラレコとしてはトップレベルの高画質。夜間など暗所に強いのも頼もしい
360度カメラは340万画素と高精細で、WDR/HDRの2つの明暗差補正を搭載。また、ナイトビジョンにより夜間も明るく鮮明な撮影が可能だ。オプションを接続すれば当て逃げや車上荒らしを記録する駐車監視機能が利用でき、盗難多発エリアでは自動で設定がONになる機能も持つ。
6. 多彩な再生表示を備えた高機能モデル
ケンウッド
「DRV-C770R」(実勢価格:4万700円前後)
ーBEST BUY POINTー
ケンウッドブランドならではの信頼性と優れた実用性能を備える。使い勝手の良さも魅力だ
取り付け性の良い小型の本体には360度カメラを搭載し、4パターンの再生表示が可能。また、リヤカメラは独自のスモークシースルー機能によってウインドウフィルムなど色付きガラスの影響を受けず明るく鮮明な映像記録ができる。オプション接続により駐車監視録画も行える。
▲PC向けの専用ビュワーソフトを用意。WindowsだけでなくMacにも対応している
7. 抜群の見やすさと使いやすさを実現!
セイワ
「PIXYDA PDR900SP」(実勢価格:4万480円前後)
ーBEST BUY POINTー
3ピース構造で取り付け性がよいうえ、大型ディスプレイが見やすさ扱いやすさを高めている
フロントガラスにも貼り付け装着可能な5インチタッチパネルディスプレイを搭載した本体に、セパレート型の360度カメラと小型リヤカメラを組み合わせた独自のスタイル。2つのカメラは暗所に強いSTARVISセンサーを搭載。ドライバーに注意を促す3種類の運転支援機能も備える。
※2023年3月16日発売「Car GoodsPress」Vol.100 24-25ページの記事をもとに構成しています<取材・文/浜先秀彰、平岡祐輔、Car GoodsPress編集部 撮影/澤田和久>
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