2月にNY州の弁護士として正式に登録された小室圭さん

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「宮内庁に新設された広報室は、まだ人員がそろっていないにもかかわらず、報道各社からの問い合わせも多く、既存の部署である報道室がフォローしている状態です。

そもそも新設の背景には、眞子さんと小室圭さんの結婚を巡り、誹謗中傷ともいえるネット上の書き込みが増加したことがありました。その原因となった小室さんはアメリカで順風満帆の生活を送っていることを考えると、少し複雑な気持ちになりますね」

そう言って嘆息するのは宮内庁関係者。

小室圭さんは法律事務所「ローウェンスタイン・サンドラー(以下LS)」でもロークラーク(法務助手)からアソシエイト弁護士(事務所に雇用されて働く弁護士)に昇格した。だが、そんな彼の輝かしいはずの未来に影が差しているという。

「4月13日に発売された『週刊文春』はLSがリストラを断行したと報じています。今年3月、16人のスタッフが一斉に解雇されたというNY法曹関係者の証言を掲載しています」(皇室担当記者)

解雇されたのはパラリーガル(法律事務員)やアシスタントだったというが、中堅事務所の16人は決して少ない数ではない。

国際弁護士で、ニューヨーク州とカリフォルニア州の弁護士資格を持つ清原博さんはこう語る。

「いまNYの法律事務所には解雇の嵐が吹き荒れています。規模によっては、100人以上も解雇している事務所もあるのです」

またNY州弁護士のリッキー徳永さんによれば、

「法曹界全体で見れば、雇用は右肩上がりが続いています。しかし数年前に従業員を雇いすぎたという一部の大手事務所が解雇を行っているようです。現状では、解雇の対象は弁護士ではなく、スタッフだけが解雇された法律事務所が多いです」

法務助手から弁護士に昇格した小室さんは“安全圏”にいるようにも思えるが、NY在住の日本人ジャーナリストは次のように語る。

■小室さんが生き残るための“条件”

「’21年11月に渡米してから小室さんと眞子さんが生活しているマンションの家賃は40万円台で、いわゆるワンルーム。2人で生活を続けていくにはかなり手狭なのです。

昨年夏にも、小室夫妻がもっと広い部屋を探しているという情報が流れていましたが、4月上旬時点では、まだ同じマンションに住み続けています。昇格したにもかかわらず転居が遅れているのは、リストラの不安を感じているからなのでしょうか。

小室さんが司法試験に2度も失敗したのに、LSから解雇されなかったのは、“元内親王の夫”という肩書を持っているためともいわれています。LSは日系企業や日系人など、新たな顧客を開拓してくれることを期待していました。しかし現状では、そうした期待に応えるような成果を上げる自信がないのかもしれません」

清原さんも、小室さんが弁護士として生き残るためには期待に応えることが重要と語る。

「小室さんはこの2年ほどはまじめに勤め、与えられたノルマを達成することが必要になります。そのうえで新しいクライアントを連れてきたり、その見込みを示したりすることが課題となるでしょう。それができないとなると、いくらまじめに勤務していても、リストラ候補に挙げられる可能性は否定できません」

小室さんにとって“皇室ブランド”は頼みの綱ともいえるが、前出の日本人ジャーナリストはこう話す。

「残念ながらNYの日系人社会における皇室ブランドの価値は低下傾向にあるのです。

理由は2つあります。1つはNYの日系人たちとの関係性です。小室夫妻は期待されていたほどには、彼らと交流しようという積極的な姿勢を見せていません。

もう1つは、眞子さんのご実家である秋篠宮家への“支持率”の低下です。5月には秋篠宮ご夫妻が英国で戴冠式に参列されますが、日本では“なぜ天皇皇后両陛下が参列されないのか”という声も上がっています。そういった温度感がNYにも伝わっているのです。

もっとも秋篠宮家の支持率低下には、小室夫妻の結婚問題も大きく影響しているわけですが……」

眞子さんが秋篠宮ご夫妻の反対を押し切って小室さんと結婚し、アメリカでの新生活を始めてから1年半。太平洋を隔てていても、家族はいまだに影響を及ぼし合っているようだ。