大谷翔平を巡りジャイアンツに異例の事態 球団CEOにファンが「オオタニ!」大合唱浴びせる
ラジオの公開収録に出演したジャイアンツのラリー・ベアーCEOも苦笑い
米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手はその場にいなくても主役の座を奪ってしまうようだ。今オフにフリーエージェント(FA)になる大谷の獲得を願ってか、ラジオの公開収録に姿を現したジャイアンツの球団CEOにファンが「オオタニ! オオタニ!」の大合唱。異例のチャントにCEOは「今は無口になるよ」と苦笑いを浮かべた。
サンフランシスコのバーが朝から「オオタニ」コールに包まれた。地元ラジオ局「KNBR」の番組「マーフィ&マック」は7日(日本時間8日)、スポーツバー「パブリック・ハウス」で公開収録を実施。ゲストのジャイアンツ球団社長兼CEOのラリー・ベアー氏が登場すると、観客は大歓声で迎えた。
司会のブライアン・マーフィ氏とポール・マッカフリー氏が「ワールドシリーズみたいだ!」「ここは生き生きしているね!」と会場の雰囲気を称えたが、よく聞くと観客が叫んでいるのはこの場にいない「オオタニ」の名前だった。
チャントの正体が分かると、司会者の2人は「オオタニか! オーー!」「オオタニ! ワオ! 彼らは時間を無駄にしないね」と驚嘆。「ラリーは『見ざる聞かざる言わざる』にならざるを得ないね」と水を向けられたベアー氏は「私が言葉をなくすことは滅多にないと知っているだろうが、今は無口になるよ」と苦笑いで言葉を濁した。
この様子をKNBRの公式ツイッターが動画で公開すると、米ファンからは「私の幸せを救ってくれる唯一のこと」「実現してくれ!」と大谷獲得を待望する声の他、「起こりっこないよ」「実現しないね」などと悲観的なコメントも寄せられた。まだシーズンが開幕したばかりだが、ファンは早速球団トップに思いを届けたようだ。
(THE ANSWER編集部)