サポーターの“怒り”が伝わったのか、ホームチームは見事な逆転勝利を収めた。

 1日に開催されたCAFチャンピオンズリーグで、アル・メレイフ(スーダン)をホームに迎えたザマレク(エジプト)。試合開始早々の前半1分に先制すると、同3分に追加点を奪い、あっという間に2点のリードに成功する。

 楽勝ムードかと思われたが、前半7分にアル・メレイフに1点を返されると、後半3分と同11分に失点して逆転を許してしまった。いきなり2点を先行しながらも、逆転されたチームに対して“怒り”を示したのがサポーターだ。

 一部のサポーターがゴール裏の一角に集まると、“怒り”を表現すべく各々が座席に座る。そして、見事に描かれたのが『怒りの絵文字』だ。選手たちが、これに気付かないわけがない。サポーターに奮起を促されたチームは、後半19分に追い付くと、同アディショナルタイムに決勝ゴールを奪い、劇的な逆転勝利を収めた。