WBC決勝リリーフの大谷翔平 エンゼルスに直電 ミナシアンGM「彼が電話をしてきた」
大谷翔平 写真:AP/アフロ
<3月28日(日本時間29日)エンゼルス 13-5 ドジャース @カリフォルニア州アナハイム、エンゼルスタジアム>
エンゼルスの大谷翔平(28)が、ドジャースとのオープン戦最終戦に「3番・DH」で出場。
オープン戦最終戦は2打席、2四球で終了。WBC関連試合を含む今春の連続試合安打は13試合でストップするも、全14試合で出塁を記録した。
試合後にエンゼルスのミナシアンGMが取材に応じ、WBC決勝での救援登板について大谷から電話での直訴があったことを明かした。
Q.救援に関して交渉はあった?
交渉に関しては話せません、冗談です(笑)。正直に言うと、彼が電話してきました、彼はとても謙虚な選手ですから。
私たちは会話を交わしました、私は顔を見るタイプなので、フェイスタイムをしました。議論して、私は彼に「信頼している」と伝えました。
もしそれが自分のやりたいことで、調子も良く、体も問題ないのであれば、私は全面的に応援する、一番に立ち上がって声援を送る、とね。短い会話でしたが、全く悩みませんでした。
もちろん勝つこと、勝てるチームをプレーさせることが一番重要ですが、野球を大きくすることも私たちの仕事の一つなのです。このスポーツを育て続けること。この大会は、野球がどれだけ面白いかを披露するという意味で、とても素晴らしい仕事をしたと思っています。
どれだけの熱量、楽しさがあったかは計り知れません、特にあれだけの試合の中では。
Q.大谷の救援登板にはヒヤヒヤした?
むしろ興奮しましたよ、彼がどれだけそうしたいのか知っていましたから。試合前の数日、彼と話していて、あのイニングで投げたい、スタメンに入りたい、優勝したいと言っていました。
そして彼はそれを達成しました。前にも言ったことがありますが、野球においては全員に賞味期限というものがあります、特に選手たちには。
選手たちは、キャリアの中でいろいろなことを経験するために期限があり、彼らはそれらを経験する権利も得ているのです。それはとても重要なことです。
彼は、あの瞬間を経験する権利を得て、私もそれを嬉しく思います。