格闘家の武尊が29日、都内で行われた記者会見に出席し、ABEMAと専属PPVファイター契約を締結したことを発表。また、「THE MATCH 2022」以来約1年ぶりとなる復帰戦が、6月24日にフランス・パリにて開催される「Impact in Paris」に決定したことも発表した。復帰戦の対戦相手は、ISKA世界スーパーライト級王者のベイリー・サグデンで、ISKAタイトルマッチとなる。

武尊と対戦相手のベイリー・サグデン

専属PPVファイタ契約によりABEMAは、武尊の試合や大会、イベントをABEMAにて独占配信する権利を獲得。武尊の試合を「ABEMA PPV ONLINE LIVE」で配信するごとに最低保証として1億円の報酬を支払う。復帰戦も「ABEMA PPV ONLINE LIVE」にて独占生中継する。

武尊は「やっと復帰戦が発表できることをうれしく思います。海外で試合をしたいとずっと言っていて、今回タイトルマッチという形で決まったことがすごくうれしい。ISKAは、権威あるベルト。このチャンスにこのベルトを必ずとって、日本の格闘技界が注目されるきっかけになればと思います」と意気込み、「僕の実力を世界に知らしめるチャンスだと思っているので、最高のKO勝ちで勝ちたい」と語った。

武尊は闘争本能むき出しのファイトスタイルでKO勝利を連発する姿から、“ナチュラル・ボーン・クラッシャー”とも呼ばれ、前人未到のK-1史上初の三階級制覇を成し遂げた、日本格闘界を牽引するトップファイター。

昨年6月に行われた『THE MATCH 2022』では、メインイベントにて那須川天心選手と対戦し、惜しくも判定で敗れたものの、格闘史に残る名勝負を繰り広げ、名実ともに“世紀の一戦”として日本中を熱狂の渦に巻き込んだ。『THE MATCH 2022』以降は、身心の回復に努めるため休養を宣言し、K‐1およびKRESTとの契約解除も発表していた。