ドバイSC・ウインマリリンとD.レーン騎手 (C)Yushi Machida

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 現地3月25日、ドバイ・メイダン競馬場で行われた、ドバイワールドカップデー8R・ドバイシーマクラシック(G1・芝2410m・10頭立て・1着賞金348万ドル=約4億7000万円)は、C.ルメール騎乗、イクイノックス(牡4・美浦・木村哲也)が、逃げの手に出て海外G1初制覇を飾った。2着にはウエストオーバー(牡4・英・R.ベケット)、3着にザグレイ(牡4・仏・Y.バルブロ)が入った。勝ちタイムは2:25.65。

 日本から参戦したシャフリヤール(牡5・栗東・藤原英昭)は5着、ウインマリリン(牝6・美浦・手塚貴久)は6着に敗れた。

1着 イクイノックス
C.ルメール騎手
「最高の馬だとわかっていましたし、逃げることができて良かったです。関係者の皆様に感謝します。ハーツクライでドバイシーマクラシックを勝ってから随分と経ちますが、彼は2週間前にこの世を去ってしまいました。今日は勝って彼を追悼することができたので、イクイノックスにとても感謝しています」

木村哲也調教師
「日本のファンの皆様の期待に応えられて、本当にほっとしています。イクイノックスは、環境の変化に戸惑いを見せながらも日ごとに頑張ってくれて、今日に至るまで良い状態でこられたと思います。また日本に戻って元気な姿を見せられるよう頑張ります。応援よろしくお願いします」

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C.デムーロ「去年ほどの反応は…」
ドバイSC・シャフリヤールとC.デムーロ騎手 (C)Yushi Machida

5着 シャフリヤール
C.デムーロ騎手
「少しスタートが遅く、中団後方からになりました。外を回りたくなかったので、ロスなく運びましたが、去年ほどの反応はありませんでした」

藤原和男調教助手
「ゲート内で待たされてテンションがあがり、ポジションを取りに行ったのですが、最後はしんどかったです」

6着 ウインマリリン
D.レーン騎手
「ラチ沿いで上手く進められましたが、最後はあまり伸びませんでした。いずれにせよ、イクイノックスが強すぎました」

手塚貴久調教師
「完敗です。スタートは出てくれて良いポジションは取れたのですが、ペースが上がるにつれて余力がなくなっていきました。直線に向いた頃には少し一杯になっていましたが、その割には頑張ってくれたと思います。6着という結果は残念ですが、メンバーが強力でしたので、彼女なりに力を出し切ってくれたのではないでしょうか。精神的にも大人になってどっしりとしてきましたし、もう一花咲かせて欲しいと思うので、応援していただければ幸いです」

【写真】ドバイシーマクラシックイクイノックス、海外G1初制覇
ドバイSC・イクイノックスとC.ルメール騎手 (C)Yushi Machida

 日本の年度代表馬イクイノックスが、ドバイの地で圧巻のパフォーマンスを見せた。レースでは押し出されるような形で先手を取る格好となったが、マイペースで隊列を引っ張り直線ではライバルを圧倒する走り。そのままグングン後続を突き放し、ラストは楽々流す余裕を見せてのゴール。天皇賞・秋、有馬記念に次いでG1・3連勝を決めた。

【全着順】
1着 イクイノックス・日本
2着 ウエストオーバー・イギリス
3着 ザグレイ・フランス
4着 モスターダフ・イギリス
5着 シャフリヤール・日本
6着 ウインマリリン・日本
7着 レベルスロマンス・UAE
8着 ロシアンエンペラー・香港
9着 ボタニク・フランス
10着 セニョールトーバ・香港