東日本大震災の発生直後から東北地方の被災地に救援物資を届け続けている鹿沼市のリサイクルショップは、10日から東北の海産物や特産品を多くの人に楽しんでもらうためのイベントを開いています。

 鹿沼市にあるリサイクルショップ「飛行船」が開いた「飛行船釜石・大槌感謝祭」は新型コロナの影響で4年ぶりに開かれました。このイベントは社員や支援活動に協力してくれる人たちに感謝の気持ちを伝えようと開いているもので、2日目の11日は、およそ3千人が訪れました。

 飛行船は、震災直後から、岩手県釜石市などの被災地に支援物資を届けていて、その数はこれまでで171回、5万箱以上にも及んでいます。会場では岩手県の沿岸部から直送された大きなカキやホタテの浜焼きに加え、缶詰などの特産物も販売されています。また、会場内には自社農場をはじめ東北でとれた野菜や果物の販売も行われていて、訪れた人たちは買い物や食事を楽しんでいました。