栃木県内は9日も朝から気温が上がり各地で春本番の陽気となりました。宇都宮では2日続けて最高気温が20度を超え今年一番の暖かさを記録しました。

 宇都宮市によりますと、宇都宮城址公園には河津桜が55本ほど植えられていて、現在8部咲きになっています。咲き始めは例年と変わらず2月初めごろで、今週末に見頃を迎えそうです。

 また、宇都宮地方気象台によりますと、高気圧に覆われ晴れ間が広がり、宇都宮では最高気温が22.6度と今年一番の暖かさとなりました。これは5月中旬並みの陽気です。

 このほか佐野で23.5度、小山で22.8度、大田原で22.6度を記録するなど県内9つの観測地点で20度を超えました。ポカポカ陽気に誘われて公園では動物たちも春の訪れを楽しんでいました。宇都宮城址公園では11日、模擬店などが出て桜まつりが開かれます。

 また、この春のソメイヨシノの開花ですが、全国的に平年よりも早く東京都心部で今月(3月)15日に始まり、今月下旬から西日本から東日本の各地で咲くと予想されています。特に関東や東北南部は気温の上昇で開花が非常に早まる可能性があるということです。