お好み焼きにおむつ!? 広がる“サブスク” 意外な場所で 広島
「サブスク」とはサブスクリションの略で、製品やサービスなどの一定期間の利用に対して代金を支払う方式のことです。定額制や月額サービスというと馴染みがありますよね。
そんな「サブスク」ですが今、県内の意外な場所で活用されているんです。
お好み焼きのサブスクその名も“オコスク”
Nova-ろんちゃん 松谷拓己代表「月額3千円でお好み焼きが平日限定で毎日食べられるというものになっています」
安佐南区にあるこちらの店では、来月100人限定のオコスクが始まります。3千円のチケットを購入すれば肉玉そば(800円)が平日なら毎日1枚食べられるというサービスです。
Nova-ろんちゃん 松谷拓己代表「学生の方に毎日安く食べれるようにという思いと(G7サミットで来広する)海外の方に最高のおもてなしができるようにお好み焼きを毎日食べてもらえたら」
1日多いときには100枚もの注文が入りますが、コロナの影響で半数以上が持ち帰りだということです。今後マスクの着用義務が緩和されることで店内飲食の需要拡大にも期待が膨らみます。
客「月額3千円で平日毎日食べられるのであれば僕は結構楽しみでいいと思います」
予約は3月2日から始まり、状況次第では来月以降も継続したいということです。
サブスクは育児の現場にも!保育園で紙おむつが定額で使い放題「手ぶら登園」という大阪の企業によるサービスです。
おむつを保育園に持っていく手間がなくなるだけでなく保護者は登園前、おむつに名前を書いたりする手間もおむつ忘れの心配もありません。
保護者「普通に荷物を持っていくだけなのですっごい楽ですね、こういうのがあれば、どんどん活用したい」
保育園でもおむつを一括管理でき、なくなれば発注するだけです。これまで子どもごとにおむつを間違えないように対応していた分、業務が軽くなりました。
保育園の職員「管理面に関してはそれこそ毎日クラスの全員分をしなくちゃいけなかったのでその分子どもと過ごせるようになっていると思います」
保護者も保育士にもうれしいサブスクサービス。この園では登録率、100%!県内でも46の保育園が導入しています。
中野ルンビニえきまえ保育園 霊岳弘志理事長「仕事をしながら子育ての両立するというところの社会の在り方が大きく変わりつつあるので、それに対応していく」
このサービスを提供する会社では来月からおむつのサブスクに続き、食事用エプロンでも同様のサービスを導入するそうです。
そんな多岐にわたる「サブスク」最近の県内の傾向を専門家は…
広島経済大学 北野尚人教授「従来よりサブスクのジャンルが広がってきている。消費者にとっても事前に支出が分かる安心感があり、企業や店にとっては売り上げが安定化するというメリットも。今後もっと増えていくのでは」ということです。