まもなく花粉症のシーズンが到来します。今年は花粉の飛散量が去年の2倍という予想も。今できる予防や対策を専門医に聞きました。

寒さが和らぐとともにやってくるつらい花粉症の季節…。ウェザーニュースによりますと、広島県内では、2月16日あたりからスギ花粉の飛散が始まると予想されており、花粉の量は、2022年の約2.2倍という見込みです。

アレルギーなどが専門の、広島市中区の病院では…

広島アレルギー呼吸器クリニック・保澤総一郎統括院長

「1日20人くらいはおられますね。」

この病院では、本格的な花粉症のシーズンを前に、すでに多くの患者が訪れているといいます。

広島アレルギー呼吸器クリニック・保澤総一郎統括院長

「早めの対策ということで早い方は正月明け、1月中旬くらいから前もって対策をたてるということで来ている。」

毎年多くの人を悩ませる花粉症。その症状は人によって様々で…。

広島アレルギー呼吸器クリニック・保澤総一郎統括院長

「くしゃみ鼻水鼻づまり。花粉症の3大症状。そこに目のかゆみが加わったり、花粉症皮膚炎っていう肌のの皮膚炎を起こす方もいる。」

この病院では、飲み薬や点鼻薬、目薬などを中心に処方していますがこれまで、花粉症ではなかった人も油断は禁物だといいます。

広島アレルギー呼吸器クリニック・保澤総一郎統括院長

「花粉をずっと浴びると、段々続いていき、あるところを超えると発症してしまうという考え方がある。ですから去年までないからといって、じゃあ今年大丈夫かというわけではない。」

花粉の飛散量が多いとされる2023年は特に、「症状が本格的に出る前の初期治療が大切だ」と保澤院長は強調します。

広島アレルギー呼吸器クリニック・保澤総一郎統括院長

「まだ本格飛散という情報は出ていない程度の花粉量なので、まだ間に合うので今のうちから対策をたてられるのが一番いいと思います。」