ロシアに近いだけに危機感は強い。

GDPの約1%を軍事支援にあてる予定

 ラトビア国防省は、ラトビアで製造されたウクライナ向け軍用車両の初期出荷分の引き渡し式を2023年1月25日に行いました。


電動スクーター「モスフィラ」を軍用にしたモデル「モスフィラ・ミリタリー」(画像:ラトビア国防省)。

 今回供給される軍用車両は、9台の軍用バギーと 9台の戦闘支援プラットフォーム、および同国のグローバルウルフモーターズが製造している「モスフィラ・ミリタリー」4台です。ラトビア国民の寄付により、支援が実現しました。

 式典に参加したイナーラ・ムルニェス国防相は「私たちは、ウクライナ人々が彼らの自由を守ると同時に、私たちの自由のためにも戦っていることを明確に認識しています」とスピーチしました。

 このほかに、ラトビアは携帯式防空ミサイルの「スティンガー」やMi-17ヘリコプター、軍用ドローンの支援も表明しており、ウクライナ向け軍事援助の合計は同国のGDP1%に相当するといわれています。

 ラトビア及びエストニア、リトアニアのバルト3国は、長らくソビエト連邦の構成国にされ、ソ連崩壊によりようやく独立を勝ち取ったことから、今回の侵攻に関しての危機感は強いようです。

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