最後の花道か キハ183系、道内各地でラストラン かつて担った特急「北斗」などで
思い出の地を、再び!
旅行会社のツアーも実施
特急形キハ183系気動車(画像:JR北海道)。
JR北海道の特急形キハ183系気動車は、2023年3月のダイヤ改正をもって定期運行を終了します。このたび同社は「いまこそ輝け! 北のキハ183系」と題して、3月から4月にかけてラストランを行います。
キハ183系は2023年1月現在、石北本線の特急列車として、札幌発着の「オホーツク」や旭川発着の「大雪」に使われていますが、ラストランでは道内各地を走行する予定です。詳細は以下の通り。
・北斗
運行日:3月25日(土)
運行区間:札幌9:50→函館14:15(途中、東室蘭、新函館北斗に停車)
編成:5両(全席指定〈普通車4両、グリーン車1両〉)
・ニセコ
運行日:3月26日(日)
運行区間:函館9:47→札幌15:12(藤城線経由 途中、ニセコ、小樽に停車)
編成:5両(全席指定〈普通車4両、グリーン車1両〉)
・サロベツ
運行日:4月1日(土)、2日(日)両日かけ1往復
運行区間:札幌9:07→稚内15:26/稚内9:30→札幌15:58(途中、旭川、名寄に停車)
編成:5両(全席指定〈普通車4両、グリーン車1両〉)
・オホーツク
運行日:4月9日(日)、10日(月)両日かけ1往復
運行区間:札幌8:05→網走14:17/網走10:00→札幌15:58(途中、旭川、遠軽、北見に停車)
編成:5両(全席指定〈普通車2両、グリーン車3両〉)
くわえて4月7日(金)と翌8日(土)に、旅行会社のツアーとして札幌〜函館間でも運行されるほか、4月下旬にはノースレインボーエクスプレス車両も運行されます。
キハ183系は1979(昭和54)年にデビュー。最初は高運転台の国鉄型特急のデザインを踏襲し、角ばった先頭形状が特徴的でした。その後、一般車両と同じ位置の運転台で、パノラミックウィンドウのデザインへ変更されました。引退後、石北本線の特急は、キハ283系気動車が担います。