三宮で不思議な自動モビリティの実証実験 「動く家具」コンセプト 立って3人乗れる
風景の一部がそのまま動き出したかのような……。
街の移動に一役買う低速モビリティ
神戸・三宮の商店街で、2023年1月27日から29日まで、ちょっと不思議な自動運転モビリティが登場します。
三宮で実証実験される「iino type-S712」(画像:関西電力)。
今回、実証実験という形で三宮中央通り地下通路(サンポチカ)に登場するのは、関西電力の子会社ゲキダンイイノが開発した「iino type-S712」です。「動く家具」をコンセプトにデザインしたという、プランターのような見た目で、最大3人が立って乗れるというもの。最高速度は5km/hで、歩道領域における利用を想定しています。"車体”は全長1195mm×全幅695mm×全高1050mmです。
「iino type-S712」は、改正道路交通法における「遠隔操作型小型車」規格で、公道を走行可能となる見込みの国内唯一の複数人・立ち乗りタイプモビリティだそうです。今回の実証実験では、「自動運転の公道実証実験に係る道路使用許可基準」にのっとり、第一種原動としての保安基準緩和認定を受け、ナンバープレートをつけ走行するそうです。
同社はすでに私有地内で実証実験を行っていますが、公道では初。本タイプのモビリティが公道を走行するのも全国初になるそうです。
期間中は、三宮プラッツより東側150m程度を往復運行しており、誰でも無料で乗れるといいます。