初っ端(しょっぱな)の意味とは? 方言なの? 使い方や言い換え、英語も紹介
ビジネスやプライベートでもしばしば使われる「初っ端(しょっぱな)」について、なんとなくはわかるけれど、詳しい意味や使い方には自信のないという方も多いかもしれません。
本記事では初っ端の意味の他、使い方や言い換え、英語表現を例文とともに紹介します。どこの方言なのかもまとめました。
初っ端(しょっぱな)という言葉について、意味や方言なのか、使い方などを解説します
初っ端(しょっぱな)の意味とは
初っ端(しょっぱな)とは、物事のはじめや、最初を意味する言葉です。「端」の漢字には複数の意味があり、「初」だけでなく「端」の漢字自体にも、「物事がはじまるきっかけ、はじめ」という意味があります。「発端(ほったん)」なども、「端」を「はじめ」の意味で使用している言葉です。
初っ端(しょっぱな)はどこの方言?
初っ端(しょっぱな)は方言なのでしょうか?
初っ端(しょっぱな)という言葉は、日常生活でよく見聞きする言葉であるため、標準語だと思って使っている方もいるかもしれません。ところが、初っ端(しょっぱな)は主に東京で使われる東京ことばであるといわれています。
東京にも方言があることはあまり意識されていませんが、どの地域であっても独特な言葉遣いがあるものですね。
初っ端(しょっぱな)の使い方と例文
初っ端(しょっぱな)を使った例文を紹介します
ここでは、初っ端(しょっぱな)を使った例文をご紹介します。例文を参考に使い方を理解しましょう。
・彼の演技力のすごさに、初っ端から鳥肌がたった。
・新作の映画は、初っ端から怒涛の展開の連続だった。
・彼女には初っ端から翻弄(ほんろう)されっぱなしだ。
・初っ端から曖昧なまま話が進んでいった。
・初っ端から災難に見舞われた。
・初っ端から弱音を吐く。
・あの企画は初っ端から問題が山積みだった。
・初っ端からトラブルがあったが無事に完成した。
初っ端(しょっぱな)の類語・言い換え表現
初っ端(しょっぱな)の言い換え表現を紹介します
ここからは、初っ端(しょっぱな)の言い換え・類語をご紹介します。類語や言い換え表現を覚えておけば、会話や文章の中でなどで使用できる表現の幅が広がります。
○序の口
「序の口(じょのくち)」は「物事の始まったばかりのところ、発端」という意味があります。本来は相撲用語の一つで、下記のように力士の順位表である番付の一番下に記される地位です。そこから転じて、一般的な意味としても使われるようになったといわれています。
【大相撲の番付は、全部で10段階】
横綱→大関→関脇→小結→前頭→十両→幕下→三段目→序二段→序ノ口
「序の口」を使った例文は以下の通りです。
・インドでは、これぐらいの暑さはまだまだ序の口だ。
・あれで序の口とは、今後どうなっていくのだろうか。
・英国の物価高騰はまだ序の口で、これからどんどん高騰が続く恐れがあるそうだ。
・先月の残業時間は序の口で、今後、年度末に向けてさらに忙しくなる。
ちなみに、調子づいてやりすぎたり失敗したりすることを意味する「勇み足」も本来は相撲用語の一つで、力士が勢いあまって自ら土俵の外に足を出してしまうことから来ています。
○皮切り
「皮切り(かわきり)」にも、「物事のしはじめ、手始め」といった意味があります。「皮切り」の語源は、最初に据えるお灸。最初のお灸はまだ肌が熱さに慣れておらず、皮が切れるほど熱く感じることから、「皮切り」と言われるようになったとされています。
「皮切り」を使った例文を見ていきましょう。
・中国を皮切りに、世界中を旅して回った。
・大阪を皮切りに、日本全国でのイベントを開催する予定だ。
・彼女の発言を皮切りに、賛成意見が続出した。
○口火を切る
「口火を切る(くちびをきる)」は、「物事をしはじめる、きっかけをつくる」といった意味の言葉です。「口火」とは、火縄銃や爆発物の点火に用いる最初の火のことです。なお火打ち石で火を出すことを「切る」ということから、比喩的に用いるときも「口火をつける」ではなく「口火を切る」といいます。
「口火を切る」を使った例文を紹介します。
・攻撃の口火を切る。
・彼女の一言が議論の口火を切った。
・逆転劇の口火を切ったのは、代打で出場した彼のホームランだった。
初っ端(しょっぱな)の英語表現
初っ端(しょっぱな)の英語表現を紹介します
初っ端(しょっぱな)は英語で、「very beginning」といいます。「very」は「大変、非常に」、「beginning」は「初め、始まり」という意味の英単語です。
文中で使うときはtheをつけて「the very beginning」と表現します。英語を使う機会がある方は覚えておくといいでしょう。
「very beginning」を使った例文をご紹介します。
・She made a mistake from the very beginning and lost the match.
彼女は初っ端からミスしてしまい、試合に負けてしまった。
・He has hit a wall from the very beginning and is desperately trying to catch up.
彼は初っ端から壁にぶつかり、必死で遅れを取り戻そうとしている。
○初っ端(しょっぱな)の意味を正しく理解して使おう
初っ端(しょっぱな)とは「物事のはじめ、最初」という意味の言葉です。言葉の意味をしっかりと理解することで、表現のバリエーションを増やすことができます。
また、類語や言い換え表現を覚えることで、相手や状況に合わせて適切な言い回しができるようになるはずです。初っ端(しょっぱな)の意味を理解して正しく使いましょう。
本記事では初っ端の意味の他、使い方や言い換え、英語表現を例文とともに紹介します。どこの方言なのかもまとめました。
初っ端(しょっぱな)という言葉について、意味や方言なのか、使い方などを解説します
初っ端(しょっぱな)の意味とは
初っ端(しょっぱな)はどこの方言?
初っ端(しょっぱな)は方言なのでしょうか?
初っ端(しょっぱな)という言葉は、日常生活でよく見聞きする言葉であるため、標準語だと思って使っている方もいるかもしれません。ところが、初っ端(しょっぱな)は主に東京で使われる東京ことばであるといわれています。
東京にも方言があることはあまり意識されていませんが、どの地域であっても独特な言葉遣いがあるものですね。
初っ端(しょっぱな)の使い方と例文
初っ端(しょっぱな)を使った例文を紹介します
ここでは、初っ端(しょっぱな)を使った例文をご紹介します。例文を参考に使い方を理解しましょう。
・彼の演技力のすごさに、初っ端から鳥肌がたった。
・新作の映画は、初っ端から怒涛の展開の連続だった。
・彼女には初っ端から翻弄(ほんろう)されっぱなしだ。
・初っ端から曖昧なまま話が進んでいった。
・初っ端から災難に見舞われた。
・初っ端から弱音を吐く。
・あの企画は初っ端から問題が山積みだった。
・初っ端からトラブルがあったが無事に完成した。
初っ端(しょっぱな)の類語・言い換え表現
初っ端(しょっぱな)の言い換え表現を紹介します
ここからは、初っ端(しょっぱな)の言い換え・類語をご紹介します。類語や言い換え表現を覚えておけば、会話や文章の中でなどで使用できる表現の幅が広がります。
○序の口
「序の口(じょのくち)」は「物事の始まったばかりのところ、発端」という意味があります。本来は相撲用語の一つで、下記のように力士の順位表である番付の一番下に記される地位です。そこから転じて、一般的な意味としても使われるようになったといわれています。
【大相撲の番付は、全部で10段階】
横綱→大関→関脇→小結→前頭→十両→幕下→三段目→序二段→序ノ口
「序の口」を使った例文は以下の通りです。
・インドでは、これぐらいの暑さはまだまだ序の口だ。
・あれで序の口とは、今後どうなっていくのだろうか。
・英国の物価高騰はまだ序の口で、これからどんどん高騰が続く恐れがあるそうだ。
・先月の残業時間は序の口で、今後、年度末に向けてさらに忙しくなる。
ちなみに、調子づいてやりすぎたり失敗したりすることを意味する「勇み足」も本来は相撲用語の一つで、力士が勢いあまって自ら土俵の外に足を出してしまうことから来ています。
○皮切り
「皮切り(かわきり)」にも、「物事のしはじめ、手始め」といった意味があります。「皮切り」の語源は、最初に据えるお灸。最初のお灸はまだ肌が熱さに慣れておらず、皮が切れるほど熱く感じることから、「皮切り」と言われるようになったとされています。
「皮切り」を使った例文を見ていきましょう。
・中国を皮切りに、世界中を旅して回った。
・大阪を皮切りに、日本全国でのイベントを開催する予定だ。
・彼女の発言を皮切りに、賛成意見が続出した。
○口火を切る
「口火を切る(くちびをきる)」は、「物事をしはじめる、きっかけをつくる」といった意味の言葉です。「口火」とは、火縄銃や爆発物の点火に用いる最初の火のことです。なお火打ち石で火を出すことを「切る」ということから、比喩的に用いるときも「口火をつける」ではなく「口火を切る」といいます。
「口火を切る」を使った例文を紹介します。
・攻撃の口火を切る。
・彼女の一言が議論の口火を切った。
・逆転劇の口火を切ったのは、代打で出場した彼のホームランだった。
初っ端(しょっぱな)の英語表現
初っ端(しょっぱな)の英語表現を紹介します
初っ端(しょっぱな)は英語で、「very beginning」といいます。「very」は「大変、非常に」、「beginning」は「初め、始まり」という意味の英単語です。
文中で使うときはtheをつけて「the very beginning」と表現します。英語を使う機会がある方は覚えておくといいでしょう。
「very beginning」を使った例文をご紹介します。
・She made a mistake from the very beginning and lost the match.
彼女は初っ端からミスしてしまい、試合に負けてしまった。
・He has hit a wall from the very beginning and is desperately trying to catch up.
彼は初っ端から壁にぶつかり、必死で遅れを取り戻そうとしている。
○初っ端(しょっぱな)の意味を正しく理解して使おう
初っ端(しょっぱな)とは「物事のはじめ、最初」という意味の言葉です。言葉の意味をしっかりと理解することで、表現のバリエーションを増やすことができます。
また、類語や言い換え表現を覚えることで、相手や状況に合わせて適切な言い回しができるようになるはずです。初っ端(しょっぱな)の意味を理解して正しく使いましょう。