KinKi Kidsの堂本光一が作・構成・演出・主演するミュージカル『Endless SHOCK』の製作発表が16日、都内にて開催。堂本、北山宏光(Kis-My-Ft2)、佐藤勝利(Sexy Zone)、越岡裕貴(ふぉ〜ゆ〜)、松崎祐介(ふぉ〜ゆ〜)、中村麗乃(乃木坂46)、島田歌穂、前田美波里が登壇した。


この日、堂本は『Endless SHOCK』とその3年後を描くスピンオフ『Endless SHOCK -Eternal-』の2作を4月、5月に帝国劇場にて同時上演することを発表。ライバル役は北山、佐藤のWキャスト、オーナー役は島田、前田のWキャストとなり、ヒロインのリカは新キャストの中村が演じる。

堂本は「『Endless SHOCK』と『-Eternal-』と、両方をこの2か月間でやらせていただこうという風に思っております」「稽古が非常に大変ですね」と語りつつ、「『SHOCK』という作品においては、ストーリーが『-Eternal-』も見ていただいて完結するみたいなところもあるので、ぜひできたら両方楽しんでいただきたいなという思いから、今年は両方やらせていただくことにしました」と説明。


「突然の発表というか、『こういった形でやるよ』って、ここのところ最近、そういった発表ばかりになって出演者の皆さんも戸惑うところがあると思いますけど、信頼できるメンバーが集まってくれていることは僕としても心強いですし、新しい形で幕を開けるのをすごく楽しみにしています」と続け、「『-Eternal-』というとスピンオフでコロナ禍で生まれた作品だから少し地味なんじゃないかという風に思われるかもしれませんけど、やれる形というのはほぼ本編と変わらない形で演出的には持っていこうと思っております」とも口にした。


2作同時上演という世界でも類を見ない形式に、佐藤は「去年の僕だったら光一くんに不安な部分を見せてしまったんですけれど、(前回の)『SHOCK』を経て、光一くんに鍛え上げられたおかげか、すんなり2作同時の上演を受け入れる自分がいた」とコメント。


堂本は「去年かな、本編を一回配信でやって、『-Eternal-』をやるよって言った時、勝利から電話がかかってきて。その時すごい弱気な電話してたもんね。『本当ですか。本当にやるんですか』って。今回(電話は)なかったね」と以前の佐藤を振り返った。


佐藤が「あの時は去年の記者会見の前日だったんですけど、今日の前日は『まあ光一くんなら(2作上演と)言うかな』って」と自身の変化を語ると、堂本は「ある意味、成長ですよね」と笑う。佐藤は「その成長も見せたいです」としつつ、「殻をより破って、自分でも見たことのない佐藤勝利を見せられるように、泥臭く挑んでいきたいと思います」と意気込んだ。


また中村は「新キャストということで本当にとっても緊張しています」と心境を吐露。「長きに渡ってたくさんの方に愛されているこの『SHOCK』という作品に出演させていただけることは本当に光栄に思っておりますし、作品に真摯に向き合って、大切に務めさせていただきたいなと思っております」と挨拶した。


ライバル役の北山と佐藤の魅力を聞かれた堂本は「勝利は見ての通りめちゃめちゃ正統派じゃないですか。格好良い」とした上で、北山に関して「宏光が格好良くないって言っているわけじゃないんですよ(笑)。宏光も格好良いんですよ。けどこいつズルいんです(笑)。キャリアもあるし、上手さもあるし、それを存分に生かしてくる」と説明。


さらに佐藤について「勝利は役に自分的には合わないんじゃないかなと思っている部分も去年はあったとおもうんだけど、そこにあえて立ち向かっていって、自分の泥臭い部分ってどういう部分だろうというところを毎日探しながらステージに立っていたところがすごく魅力的だったんです。今年も探す旅は継続してほしい」と語り、北山についても「宏光に関しては、今までにやってきたライバル役の誰とも違うアプローチをしてくるんです。そこがズルい。やってんなこいつ。研究してきたなって。そこがすごく魅力。しっかり研究して台本と向き合ってやってくるので、勉強熱心だなと思います」と称賛した。


新キャストとなる中村にも触れ、「麗乃ちゃんは今回初めてですけど、リカの役というのはすごく少女なんですよね。一番少女だった女の子が、本編の最後には一番大人に成長しているという役なので、すごく合っている。すごく合っていると感じていますので、稽古に入るのが楽しみです」と期待を寄せた。