ダウンタウンを目指し、アラフォーで上京!?家なしアーティスト2人組。約5年半後の激変生活!:家、ついて行ってイイですか?(明け方)|テレ東プラス
11月21日(月)に放送した「家、ついて行ってイイですか?(明け方)」(毎週月曜深夜)では、東京・恵比寿駅前で出会った意外な経歴を持つ男性のお家について行きました。
【配信終了:2022年12月6日(火)】
BBQ帰りで、これから東京の事務所に寝に帰るという男性に声をかけました。アート関係の仕事とオーバーオールを作る会社を経営、大阪と東京に事務所を構えているという、あかざわさん(35歳)。快諾していただいたところで、さっそく東京の事務所兼宿泊所について行くことになりました(取材日:2017年5月24日)。

あかざわさんが、アーティストのやまもとさんと会社を立ち上げたのは2016年9月。恵比寿に事務所を借りたのは、その3カ月後の12月くらい、と、あかざわさん。現在、「人の顔を描いて(その絵を)プレゼントに使ってもらうという事業をしながら、アーティストとして活動中」なのだそうです。
2LDKで家賃15万5000円というマンションの一室は、やまもとさんが描いたアート作品であふれています。これらの絵を飾るために、壁に釘で穴をあけないといけないため、あかざわさんが木の板を使ってDIY。アートな空間に圧倒されます。

あかざわさん手作りの扉の奥は、寝室になっていました。「嫁に心配されている」のひと言で、既婚者だと判明。約8年の交際を経て、結婚したのが3年前。「僕がフラフラしているので、彼女に食べさせてもらっている、状況に近い感じの時期があった...」。
実はあかざわさんには、大学卒業後にロースクールに進学した過去が。しかし「司法試験は受けたんですけど、(落ちて)1回受けただけでフラフラしていた」といいます。そんなあかざわさんのちょっと変わった経歴を伺っているところへ、やまもとさん(37歳)が帰ってきました。
「若い時のダウンタウンを描いた」という絵は「大阪で売れて、東京行って売れ直さなアカンみたいな、そういうのが僕らとちょっとリンクしていて」と、自らの人生をダウンタウンに重ねるやまもとさん。ちなみに、やまもとさんが描いた絵は1枚6万円〜20万円ほどで販売しているそうです。
すると、あかざわさんが突然、「何か描きますか?」と、やまもとさんにムチャブリ。「僕はまったく絵を描かないからムチャブリができるんです」と笑うあかざわさんに、一瞬とまどいつつも、さっそくペンを走らせるやまもとさんです。
そんなやまもとさんのプロフィールも、あかざわさんと同様に、少々変わっていました。「物心ついた時から絵を描いていて、漠然と美大に進学。漠然と行ったから漠然と途中で辞めて」...次に選んだのが、クラシックバレエの世界!? 「白いタイツをはいて王子様をしていた時期がある」とは、驚きです。
「36歳の時に、アーティストになりたいなと思って、嫁も子どももいるのに」と、やまもとさんも既婚者で、さらにお子さんも2人いることがわかりました。
そんなお2人がアーティストデビューしたのは、アラフォーに突入した2016年。まだ、アーティスト歴1年の新人さんとは思えない、風格が漂っています。
いろいろお話を聞いているところで、やまもとさんのアートが完成! わずかな時間で、さすがです。
ところで、遅咲きのアーティストデビューをした夫を持つ、ご家族の反応も気になるところ。「一度も反対された事はない。喜んで応援してくれている」と、やまもとさん。あかざわさんも続けます。「文句を言うどころか、むしろ後押しをしてくれている事に感謝しかないですね」。
「目標や夢は僕らはあまり無い、でも明日やるべき事はあるし、それをまずはしっかりやっていく中でだんだん次の階段が見えてきて、ふっと振り返った時にはえらい所におるなって思えたらいい。上を見るよりは、明日の階段を一歩一歩確実に上っていくことのほうが大事」というあかざわさんの話を、頷きながら聞くやまもとさん。「階段を一段一段目の前のものをやっていくことがどっかで繋がっていくはず」と続けますが...
...さっき聞いたような言葉だな?と思っていると、「今言った、『階段一段一段』っていうのは僕が言ったやつですけどね」と、冷静にツッコむあかざわさん(笑)。こんなお茶目なやり取りにも、大人の余裕を感じさせるアートなお2人でした。
あれから約5年半。お2人は今…。
待ち合わせした駅に現れたあかざわさん、金髪におしゃれなサングラスをかけ、見た目から激変! 何やらサクセスの香りが。
前回の取材後、事務所もなくなり、やまもとさんはビジネスホテルに泊まる余裕もなく、カプセルホテルに10連泊するほどの辛酸を舐めた時期もあったようですが…「ここです」と、あかざわさんが案内してくれた新しい事務所はなんと!世田谷区内にある3階建てのビル。1棟がまるっとお2人の事務所というから驚きです。
かつては事務所兼宿泊所で暮らしていたあかざわさんですが、今では別に家も構えていました。「大阪から家族も呼んで一緒に暮らしています」。
当時の事務所の家賃は15万5000円でしたが、現在の家賃は「2倍以上、3ケタはいってないくらい」! さらに1枚あたり約6〜20万円で販売していた絵のお値段は「0が1個増えてるって感じです」と、大躍進です。
社員さんも13人いるそうで、飲食店や商業施設の壁画の依頼を受けているとのこと。
この5年5カ月で一番変わったことは、「チームになったこと」だと、やまもとさんは言います。「他のメンバーの技術とか知識がないとできないプロジェクトができるようになった。武器が増えたのでめっちゃ変わったと思います」。
最後に、あかざわさんのご自宅にもついて行きました。3年ほど前に中古で購入したというご自宅もやっぱりアートであふれていました。
妻のあんなさん(39歳)に、働かない時期もあった夫が成功を果たした今、どんな思いでいるのか教えていただきました。「無職だった時とかも、ひと山当てそう、じゃないけど記憶に残ることは何かしそうだなと思っていたので」と、あかざわさんの才能を疑うことはなかったと言います。
さらに、あんなさんの口から、あかざわさんたちが『情熱大陸』(TBS系)にも出演したことが明かされました。
恵比寿駅前で声をかけて取材をさせてもらってから、まさに「一段一段階段を上って」、頂点にいるといっても過言ではないあかざわさん。「でもやっぱり僕らってアーティストだから。やまもとさんと2人でやっていた時の気持ちとか『何でもやったるで』っていう気持ちがないとあかんよね」ということで、当時、恵比寿でやまもとさんとカラオケに行ったときの写真を、パソコンの待ち受け画面にしていると明かします。初心忘るべからず、ですね。
「とにかく目の前のお客さんを『Wow』って言わせられるかどうか、そこだけは絶対に妥協しないようにやっていく」と、力強く語るあかざわさん。「また、5年後にきてください」と、笑顔でスタッフを送り出してくれました。ありがとうございます! その日を楽しみにお待ちしております!

次回の「家、ついて行ってイイですか?」は、12月11日(日)夜6時30分〜3時間SP! どうぞお楽しみに!
