バイエルンはマルティンスさんに感謝状とサイン入りユニホームを贈った。(C)Getty Images

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 ブラジルの『Globo Esporte』によると、大学院で法学を学ぶ24歳のダニエル・マルティンスさんがバイエルン公式ウェブサイトの脆弱性を発見し、詳細なレポートをクラブに送信。その後、バイエルンは直ちに対策を講じたという。

「憧れのチームの役に立ちたいと思い、サイトを探検してみたら“情報漏洩”型の脆弱性が見つかった。サイトが意図しないところでユーザーの機密情報が開示されるリスクがあったんだ。あらゆる種類の情報が、潜在的な攻撃者に漏れるリスクがあった」
 
 実は、マルティンスさんは“ゴースト”の愛称で知られるホワイトハッカーだった。

 バイエルンは、公式サイトの脆弱性を放置していたら、商業的な不利益はもちろんクラブ信頼性を落としていた可能性があったため、マルティンスさんに感謝状とトーマス・ミュラーのサイン入りユニホームを贈っている。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部