XFN-ASIAによると、ハンバーガーチェーン世界2位の米バーガーキング・ホールディングスは1日、第4四半期(4−6月)決算を発表した。それによると、5月に行なった上場に伴う費用3000万ドル(約34億円)が響いて、最終損益は前年同期の200万ドル(約2億3000万円)、1株当たり2セントから、マイナス900万ドル(約10億3000万円)、1株当たり7セントの赤字に転落した。ただ、上場費用など一時的項目を除いた1株当たり利益は21セントで、市場予想と一致した。

  また、売上高は前年同期比6%増の5億3300万ドル(約609億円)で、市場予想5億3100万ドル(約607億円)をわずかに上回った。この結果、通期では、最終利益は前年同期比43%減の2700万ドル(約30億9000万円)、1株当たり24セント、売上高は同6%増の20億5000万ドル(約2340億円)だった。

  同社のジョン・チジーCEO(最高経営責任者)は、「我々の勢いは持続しており、2007年度もこのまま行くだろう」と強気の姿勢を示した。また、同CEOは、来年度に430店の新規出店を計画していることを明らかにした。

  この決算発表を受けて、ニューヨーク証券取引所で、同社の株価は前日比2.01ドル(13.2%)安の13.24ドルに下落した。ザラ場では一時、上場以来安値となる12.41ドルまで下げた。【了】