8月5日で任期満了を迎える、下野市の広瀬寿雄市長は29日開いた最後の定例会見で、4期16年の市政運営を振り返るとともに次の市長による市の発展に期待を寄せました。

広瀬市長は2006年、県議会議員4期目の途中に下野市長選挙に出馬して初当選、2代目の市長として4期16年にわたり市政運営を担ってきました。就任当初の下野市は、3つの町が合併して日も浅く新しい市としてまとめるのは自身も職員も大変だったと振り返り、県議会議員として培った14年間の経験が役に立ち、周囲の協力にも助けられたと話しました。

一方、嬉しかったことは2020年行われた国勢調査の結果で市の人口が増えたことに加え、世帯増減率が8.43%と県内で最も高かったことを挙げました。そして、7月10日に行われた市長選挙で初当選を果たした坂村 哲也氏42歳にバトンを引き継ぎ、若い力でさらに市を発展させて欲しいと期待を込めました。