夏休みだけ子どもを学童保育に預けられる? 学童以外での過ごし方も紹介!
夏休みの期間中だけ子どもを学童保育に預けたいと考えている人もいるでしょう。学童保育を利用する場合、自治体に対して申し込みの手続きをする必要があります。
この記事では、夏休みに学童保育を利用する方法やメリットなどを紹介します。学童保育以外での夏休みの過ごし方についても説明するので、ぜひ参考にしてください。
子どもを夏休みだけ学童保育に預けるには?
学童保育は夏休みだけでも利用できます。夏休みに保護者が自宅にいないなら、学童保育を利用して子どもが安全かつ有意義に過ごせるようにしましょう。ここでは、自治体が運営している学童保育の利用方法や学童保育での過ごし方を説明します。
夏休みの学童保育の利用方法
自治体が運営している学童保育を利用する場合、自治体や各施設の窓口などで事前に手続きを済ませる必要があります。なお、学童保育を利用するためには、原則として保護者が就労していて保育ができないといった条件を満たしていなければなりません。そのため、手続きの際は就労証明書の提出が求められます。
自治体によって手続きに関するルールが異なるため、あらかじめよく確認しておきましょう。たとえば、受付期間や定員が定められている可能性もあります。自治体や各施設に直接問い合わせ、正確な情報を得ておくと安心です。なお、学童保育を利用するための手続きについては、自治体のホームページでも情報が公開されています。
夏休みの学童保育での過ごし方
夏休みの期間中は、学童保育の保育時間が通常よりも長くなります。夏休み期間中の学童保育の保育時間は午前8時30分から午後5時、延長保育は午後6時までとしている施設が多いです。昼食にお弁当を持参する必要があるものの、おやつは施設で用意してもらえる場合もあります。
学童保育の1日のスケジュールは、施設ごとに定められています。ただし、どの学童保育でも、学習時間、昼食やおやつの時間、自由時間などが設けられているでしょう。保育時間の途中で、習い事へ出かけたり小学校のプール開放に行ったりすることも可能です。
また、なかには遠足や夏祭りなどのイベントを開催している施設もあります。
子どもが夏休みを学童保育で過ごすメリット
子どもが夏休みを学童保育で過ごすと、さまざまなメリットがあります。ここでは、子どもが夏休みを学童保育で過ごすメリットについて具体的に解説します。
夏休みを安全に過ごせる
子どもが一人で過ごす時間が長くなると、安全面についてさまざまな心配が出てくるでしょう。しかし、学童保育を利用すればスタッフに面倒を見てもらえるため、事件や事故に巻き込まれる可能性が低くなり、子どもが安全に夏休みを過ごせます。
特に、気軽に頼れる大人が近くにいないなら、積極的に学童保育を利用したほうが安心です。さまざまな状況を想定したうえで学童保育の利用を検討してください。
さまざまな体験ができる
学童保育では、小学校の1年生から6年生までが一緒に過ごしています。ほかの学年の子どもたちと触れ合いながら活動する機会も多く、普段の学校生活とは異なる貴重な体験ができます。家族以外の人や年齢が離れている人との関わりにより、コミュニケーション能力を養える可能性が高いです。
また、学童保育では学習の時間以外にもさまざまな時間が設けられています。外遊びやものづくりなど幅広い体験ができるため、子どもにとって良い刺激になるでしょう。
毎日を規則正しく過ごせる
夏休みは基本的に登校する必要がなく、普段のように早起きをしなくても問題ありません。また、自由時間も多いです。そのような状況では、生活リズムが不規則になります。
しかし、学童保育では毎日のスケジュールが決まっているため、夏休みに利用すれば規則正しい生活リズムを維持できます。学習時間や遊びの時間も明確に決められており、自由時間が長くなりすぎる心配もありません。ゲームや動画に没頭し過ぎることがなく、学習にもしっかり取り組めます。
夏休みを学童保育以外で過ごす方法は?
学童保育を利用できない家庭の場合、夏休み中の子どもはどのように過ごせばいいのでしょうか。夏休みを有意義に過ごす方法は、学童保育以外にもあります。ここでは、その方法を具体的に紹介します。
ファミリーサポートを利用する
夏休みに子どもの面倒を見てくれる人がいないなら、自治体が運営しているファミリーサポートを利用しましょう。ファミリーサポートは、登録している会員に育児を手伝ってもらえるサービスです。子育てを手伝ってくれる会員は、子育てを終えた世代が中心となっています。
ファミリーサポートでは、子どもの一時預かりや習い事の送迎などの依頼が可能です。また、障害のある子どもや病気で看病する必要のある子どもの世話を依頼できる場合もあります。
学習塾の夏期講習に行かせる
夏休みも子どもにしっかり勉強してほしいと考えているなら、学習塾の夏期講習に申し込むのも一つの方法です。特に小学校の高学年になれば、学習塾に通う子どもはどんどん増えていきます。
夏期講習を7月中旬から8月下旬までほぼ毎日開講している学習塾も多いです。もともと塾に通っていなくても、夏期講習のみに申し込める場合もあります。夏休みに子どもを塾に通わせ、規則正しい生活をさせながら学力アップを目指しましょう。
祖父母などに預ける
夏休みは子どもを祖父母に預けるという家庭も多いです。祖父母が子育てに協力的であれば、快く引き受けてくれるでしょう。祖父母が近隣に住んでいる場合、常に子どもと一緒にいなくてもたまに様子を見に来てもらえば十分なこともあります。祖父母が遠方に住んでいるなら、祖父母の家に子どもを数日間預けるのも一つの方法です。
ただし、子どもや祖父母の状況によっては、預けるのが難しいときもあります。子どもの性格や祖父母の体力なども考慮したうえで判断すべきです。
子どもだけで留守番をさせる
小学校の高学年になれば、子どもだけで留守番をさせられるようになります。その場合は子どもに携帯電話を持たせ、常に連絡が取れるようにしておくと安心です。
また、子どもが安全に過ごせるよう、留守番をしているときの過ごし方についてルールを決めておく必要があります。たとえば、来客があっても対応しないように約束させましょう。それに加えて、火や刃物は使用しないよう徹底させることも大切です。窓やドアはしっかり施錠しておき、子どもが勝手に開けられないようにしてください。
まとめ
学童保育は夏休みだけの利用も可能です。学童保育を利用することは、子どもが安全に規則正しい生活を送るために役立ちます。ただし、条件や受付期間について決まりがあるため、早めにチェックしておく必要があります。
学童保育を利用できない場合は、それ以外のどの方法で対応するか考えなければなりません。子どもが有意義な夏休みを過ごせるよう、家庭にとって最適な方法を選びましょう。