「スペーシアルクス」など4案から選ばれました。

新生「スペーシア」となるN100系


2023年導入の特急スペーシアの新型「スペーシアX」のイメージ(乗りものニュース編集部撮影)。

 東武鉄道は2022年7月15日(金)、都内で記者会見を開催し、特急「スペーシア」の後継として導入予定のN100系電車の愛称を発表しました。

 愛称は「スペーシアX」です。

 愛称候補は「プレミアムスペーシア」「スペーシアX(エックス)」「グランスペーシア」「スペーシアルクス」の4つ。ここから一般投票で選ばれました。

「スペーシアX」に決定した理由について、「旅体験(experience)」「様々な価値(Excellent、Extra、Exciting、Extreme、Exceed…)」、「文化や人々が交わる(cross)」、「未知なる可能性」という意味が込められています。外装デザインにも「X」の字の窓枠があしらわれています。これは鹿沼組子がモチーフとなっています。

 東武の特急車両としては、2017年デビューの東武500系「リバティ」以来の新車となります。N100系は6両編成、全212席。各号車ごとに6種類のインテリアとシートバリエーションが展開され、「より上質な空間で、乗った時からわくわくする旅になれる、何度も乗りたくなるような車両」としています。浅草側先頭車の6号車「コックピットスイート」は、プライベートジェットをモチーフに、ソファや個室も配置した最高級車両となっています。

 今回、デビュー日も発表されました。ちょうど1年後の、2023年7月15日です。

 車両の製造は日立製作所が担当。N100系のデビューにともない、100系は順次置き換えとなる見込みです。

 「スペーシアX」は4編成が投入予定。最初に2編成、次の年に2編成が順次導入されます。