「キハ281系」10月ラストランへ JR北海道初の気動車特急「スーパー北斗」で活躍 28年の歴史に幕
定期運行の終了は9月末です。
振子式車両で高速運転
特急「スーパー北斗」として一世を風靡したキハ281系気動車(画像:photolibrary)。
JR北海道は2022年7月13日(木)、特急形車両「キハ281系」について、2022年9月30日に定期運行を終了すると発表しました。
この車両は1994(平成6)年、函館と札幌を結ぶ特急「スーパー北斗」として登場。JR北海道としての初めての気動車特急車両は、カーブを高速で通過するため振子式機構を備え、最高速度130km/hを達成するなど、新時代の担い手として活躍していました。
2020年から列車名が「北斗」となったあとも、函館〜札幌間の3往復で運用されています。10月からは、すべてキハ261系車両での運行に切り替えられます。
そして、ラストランの日程も決まりました。10月22日・23日の土日に、「スーパー北斗」として8両編成で2往復します。量産車の7両に、試作車の「キハ281-901」をさらに連結した編成となります。
8月下旬からは、キハ281-901号車について、導入時の塗装とロゴマークに変更して運行される予定です。
なおJR北海道では、キハ281系とあわせて、キハ183系の引退も発表されています。