XFN-ASIAによると、中国を訪問中の米フランクリン・ラビン商務次官が、中国がまもなく日本を抜き、米国の輸出相手国としては世界第3位の市場になるとの予測を示した。米経済紙ウォールストリート・ジャーナルのインタビューに答えたもので、中国の今後の市場開放への動きいかんに関わらず、「出した手を戻すことはないだろう」と、経済規模は拡大を続けるとの見方を示した。ラビン次官は、金融業界を初めとした米国企業の中国市場への参入拡大を求めて訪中している。

  今年1−5月期の米国の対中輸出は前年同期比37%増となっているが、対中貿易赤字は同820億ドルとなっており、同次官は対中輸入の加速が「米国民に負担をかけている」とした。 【了】